ニュース

NEXCO東日本とドコモ、京葉道路でも「AI渋滞予知」の実証実験

2022年7月28日~

AI渋滞予知の仕組み

 NEXCO東日本とNTTドコモは、これまで東京アクアラインと関越自動車道で実施していた「AI渋滞予知」について、7月28日から京葉道路でも実証実験を開始する。

 AI渋滞予知は、ドコモが持つ携帯電話ネットワークから作成されるリアルタイムの人口統計と、NEXCO東日本が保有する交通量・渋滞・規則などの過去のデータをもとに、当日の所要時間や交通需要を予測し、ドライバーに配信するサービス。

 京葉道路は、NEXCO東日本管内でも渋滞が多く発生する路線の一つだが、平日と休日とで利用者特性が異なるため、渋滞発生状況が複雑に変化するなどの難しさがあったが、今回、アクアラインや関越道で提供している「AI渋滞予知」の技術を拡張することで人口統計の増減を詳しく分析し、複雑な京葉道路でも交通需要を予測できる技術を確立したという。

 また、ドコモが新たに開発した技術により、人口統計データの作成からAIによる予測、および予測情報の配信までを高速化し、予測の配信時刻を14時から13時に1時間に前倒しする。

京葉道路の位置図
京葉道路、渋滞の様子