熊本市電、Visaタッチ決済の乗車実証実験。降車時に触れるだけで支払い

Visaのタッチ決済で熊本市電に乗れる

　熊本市電（熊本市交通局）は、三井住友カード、ビザ・ワールドワ
イド・ジャパン、小田原機器、QUADRACと協業して、Visaのタッチ決済による乗車を可能にする実証実験を行なう。7月7日～2023年3月31日までの予定となっており、超低床車両6編成と普通車両10編成を対象とする。

搭載機器とタッチする部分

　タッチ決済が利用できるVisaブランドのサービスを利用する人は誰でも利用でき、降車時にタッチするだけで支払い完了となる（nimocaなどと異なり乗車時のタッチは不要）。大人・小児の各普通運賃・障がい者等割引運賃を支払えるが（大人普通運賃以外は運転士に申告）、辛島町電停での乗り換えによる運賃の通算は自動で適用されないため申告が必要となる。また、nimocaにある市電同士の乗り継ぎ割引は適用されない。

　なお、利用履歴はWebサイト「Q-move」で会員登録することで確認できる。

「Q-move」での確認画面