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「空飛ぶクルマ」の飛行ルートを人が飛行して検証。石川県加賀市で実施

2022年5月30日 発表

デジタルカレッジKAGAは「空飛ぶクルマ」の飛行ルートを検証した

 デジタルカレッジKAGAは、石川県加賀市で「空飛ぶクルマ」のパラモーターを使用し、市街地上空を実際に人が飛行するルート検証を実施した。

 今回の検証では、加賀市の上空を25km、高度約100m~200mを山間部の山中温泉から海岸の橋立漁港まで約1時間飛行し、小学校のグラウンドに着陸した。空飛ぶクルマの地上設備の設置やルートの設置に向けたさまざまな課題を検証し、詳細な成果報告は夏以降に加賀市で行なわれる空飛ぶモビリティシンポジウムで公表する。

 空飛ぶクルマは、100km~300kmの距離を飛行することが可能。大規模な滑走路を整備しなくても、小型のヘリポートほどのサイズで離発着が可能となっている。また、1時間以上の飛行や複数のカメラ・レーザーセンサーの搭載、300m以下の低い高度での飛行なども実現できる。