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東急ハンズ、職人がつくる日本製の日傘。プライベートブランド「Hand Marks」から発売
2022年4月9日 08:00
- 2022年4月9日 発売
東急ハンズは4月9日、プライベートブランド「Hand Marks(ハンド マークス)」から、日本製の傘シリーズ「職人がつくったこだわりの日傘」を発売する。
製造は、1936年大阪創業で傘業界では数少ない若手職人を抱える柴田が担当。傘には天然素材の生地を採用し、中棒に白木、ハンドル部分に寒竹や楓を用いている。露先(親骨の先端と生地が縫いつけられている部分)の固定や生地の内側と親骨1本1本を縫合する「中綴じ」もすべて手縫いで仕上げた。
かわず張り(全4種、各1万9800円)
「かわず張り」は、傘の内側にも生地を張った二重のデザインが特徴で、「蛙の手」に似ていることから名付けられた製法。傘の骨が隠れているため、髪の毛が引っかかることがない。表地に透けて見える裏生地の柄との組み合わせを楽しめるほか、二重に張られた生地と生地の間に空間ができるため、太陽の光が伝わりにくく、空間にたまった熱気を逃がす効果がある。
重ね合わせる2つの生地の伸び方が異なるなか、2枚を合わせた際に一本が弛んでしまうことがないよう手作業で張り合わせている。
トーションレース(全2種、各1万6500円)
「トーションレース」は、イタリアのトーション地方で生まれた、服の袖や襟の飾りなどに用いられる細幅で粗い網目模様のレース生地。綿麻生地の傘本体の周りに縫い合わせて繊細なデザインに仕上げる。
レースの目が粗く、本体との縫い合わせが難しい箇所を2種類のミシンを作り分けて制作した。また、先端の根本部分「菊座」部分を本体と同じ生地で包み込むように仕上げる「ラップ巻き」を採用する。