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新宿歌舞伎町の新ホテル「東急ステイ 新宿イーストサイド」をみてきた。東急ハンズのコラボルームや最上階スイートも

2021年8月30日 開業

東新宿エリアにオープンする東急ステイ 新宿イーストサイド

 東急リゾーツ&ステイは中長期滞在可能なシティホテル「東急ステイ 新宿イーストサイド」(東京都新宿区歌舞伎町2-3-24)を8月30日にオープンする。

 東急ステイは全国に29店舗を展開しており、そのうち都内には18店舗を構える。新宿エリアには「東急ステイ 新宿」と「東急ステイ 西新宿」があるが、そこに「東急ステイ 新宿イーストサイド」が都内19店舗目、全国では30店舗目として新たに加わる。グランドオープンに先駆けて施設の内部が公開されたので紹介しよう。

 今回オープンする東急ステイ 新宿イーストサイドは、都営大江戸線、東京メトロ副都心線の東新宿駅から徒歩3分の場所にある。明治通り沿いに立地しているので、迷うこともないだろう。

 白を基調とした建物は地上12階建てで、客室数は208室。フロントロビーと食堂が2階にあり、同じ東急グループであるTCフォーラムが運営する貸会議室「ミーティングスペースAP東新宿会議室」が2階と3階に9部屋ある。そして、4階から12階までが客室として、さまざまなタイプの部屋を用意している。なかでも注目なのは、東急ハンズとコラボレーションした3つのステイコンセプトルームと、12階に設けられたテラス付きのガーデンスイートだ。

4階~12階までが東急ステイの客室で、2~3階には貸会議室のAP東新宿会議室を備えているので宿泊型研修にも使える。東急ステイ内にミーティングスペースAPがオープンするのは初めてのことだ

東急ハンズとコラボしたコンセプトルームは「美容」「ビジネス」「ちょい飲み」がテーマ

ステイコンセプトルーム(18m2、3部屋)

 東急ハンズとコラボレーションしたコンセプトルームは、東急ステイの特徴である「洗濯乾燥機」「電子レンジ」「ビジネスに適した空間」に東急ハンズを思わせる遊び心を加えた客室になっている。

 用意されている3つの部屋は「BEAUTY&CARE」「STAY BIZ」「CHOINOMI TIME」とテーマ分けしており、室内に配置したアイテムなどに違いがある。ベッドは木製の2段ベッドで、ほかの部屋とはまったく趣向が異なる。室内に用意されているアイテムは、東急ハンズのオンラインショップ「ハンズネット」で購入することが可能だ。

ステイコンセプトルームは木造2段ベッドを窓際に配置し、壁面の有孔ボードにそれぞれのテーマに合った備品をディスプレイしている
「BEAUTY&CARE」は美容と健康に関するグッズを用意している
「STAY BIZ」は趣味や仕事に関するグッズを数多く揃える
「CHOINOMI TIME」はお部屋時間を楽しむのがテーマ
「BEAUTY&CARE」と「CHOINOMI TIME」はテーブルと2人用ソファを用意。「STAY BIZ」はデスクとオフィスチェアを備えている
グッズの説明にはQRコードを掲示しており、欲しいものはスマホで手軽に購入できる
ほかの客室同様、電子レンジと洗濯乾燥機も設置
ユニットバスだが浴槽は大きめなので、狭苦しい感じはまったくない

ガーデンスイート(140m2・客室は69m2、1部屋)

 最上階にあるガーデンスイートは、広々としたテラスとパーティルーム、3名が宿泊できるベッドルームで構成しており、最大で30人ほどが集まれるスペースになっている。開放的なテラスでは、新宿の景色を眺めながらバーベキューを楽しむこともできるので、企業の懇親会や団体の集まりなど、さまざまな使い方が考えられる。

地上40mの高さから新宿を一望できるガーデンスイート。パーティなどではテラスのみ使用することも可能で、その際の客室は利用不可となるのでプライバシーは保たれる
ガーデンスイートのベッドルーム
最上級の部屋ということで、85インチの液晶テレビやワインセラー、大容量冷蔵庫、広めのキッチンなど、豪華な設備になっている

テラスルーム(26m2、1部屋)

 客室にテラスが設けてあり、解放感のあるロケーションで新宿の景色を楽しめるのが特徴。備え付けのハンモックでリラックスしたり、チェアに座りながら夜景をじっくりと眺めることもできる。

文字どおりテラスが設けられている部屋で、外にはハンモックとチェアが用意されている

デラックスツイン(41m2、8部屋)

 窓際に置かれた大きなソファでゆったりと過ごせる広めの客室。大きめのテーブルにミニキッチン、冷凍冷蔵庫、洗濯乾燥機なども備えており、長期滞在にも適している。

デラックスツインはバスとトイレが別々になっているのが特徴。ミニキッチンも備えている

スーペリアツイン(32m2、8部屋)

 デラックスツイン同様、バスとトイレが別々になっているツインルーム。クローゼットも備えている。

レジデンシャルツイン(25m2、44部屋)

 館内でもっとも多い44部屋が用意されている少し広めの客室。大きな窓の横に2名用のテーブルセットが置かれているタイプだ。

コンフォートツイン(23m2、40部屋)

 ベッド部分が小上がりになっており、和室に近い落ち着いた雰囲気が特徴の客室。

レジデンシャルダブル(20m2、32部屋)

 手頃な広さでミニキッチンも備えた客室。ダブルベッドは1600×2000mmと十分なサイズで、2人でも余裕のある作りだ。

コンフォートダブル デスク(18m2、24部屋)

 コンパクトな部屋にダブルベッドと仕事に最適な大きめのデスクを備えているのが特徴。長期滞在のビジネス用途に便利な客室だ。

コンフォートダブル テーブル(18m2、44部屋)

 ダブルベッドに2人用のテーブルセットを備えたスタンダードタイプの部屋。レジデンシャルツイン同様、館内でもっとも多い44室が用意されている。

アジョイニングルームA・B(44~63m2、15部屋)

 アジョイニングルームAはレジデンシャルツインとコンフォートダブル、アジョイニングルームBはレジデンシャルダブルとデラックスツインを組み合わせた部屋で、用途に合わせて利用できる。

ユニバーサルルーム(26m2、3部屋)

 車いすでも移動しやすいように通路やベッドの間隔を広めにしてある客室。バスやトイレはバリアフリー仕様になっている。

 東急ステイは「住まいにホテルの機能をプラス」という考えから生まれたホテルのため、東急ステイ 新宿イーストサイドも客室すべてに洗濯乾燥機と電子レンジが備わっているのが、ほかのホテルにはない大きな特徴になっている。ミニキッチンも、コンフォートダブル、コンフォートツイン、ステイコンセプトルーム、ユニバーサルルームを除く、多くの客室に用意されているので自炊することも可能だ。

全客室に洗濯乾燥機が用意されているので、コインランドリーのように待たずに使えるのは大変便利。ミニキッチンを備えている部屋も多い
2階にあるレストランでは、和洋食を取り揃えたビュッフェスタイルで朝食などを楽しめる

 2階と3階には、TCフォーラムが運営する貸会議室「ミーティングスペースAP東新宿会議室」を、広さごとにAからGまで7タイプ用意している。

 プロジェクタや音響機器などは最新であり、部屋によっては天井に常設されたWebカメラを使って配信することも可能だ。このほか、高画質ライブ配信を可能とする機材やオペレータなどをパックにしたオプションサービスも用意しているので、スタジオとしても利用できる。新型コロナウイルスの影響で昨今はミーティングスペースの空調性能についてもなにかと話題になるが、スタッフによると1時間に4~5回入れ替わり、さらに部屋によっては窓も開くので、換気面にも十分配慮した設計になっているとのことだ。

最新の設備を備えたミーティングスペースAP東新宿会議室は、広いルームA(125m2)、コンパクトなルームG(15m2)、仕切りで広さと部屋数を変更できるルームDなど、さまざまなタイプの会議室を用意している。高速なインターネット通信を使った配信プランもオプションで用意する