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ANA、グッズを買えるコンビニも特別営業した787の10周年フライト&機内も入れた工場見学!
2022年3月28日 13:11
- 2022年3月26日 実施
ANA(全日本空輸)は3月26日、ANA「787 10周年プロジェクト」の第3弾となる「羽田特別遊覧チャーターフライト&機体工場見学」を実施した。
同社はボーイング 787型機のローンチカスタマーとして世界に先駆けて導入を開始。2011年10月にはチャーター便ながら世界初となる営業フライトを行なっている。2021年に就航10周年を迎えたことから、787 10周年プロジェクトと銘打ち関連情報を網羅した特設サイトを開設したのをはじめ、ECサイトでのグッズ販売、記念フライトなど、さまざまな企画を展開している。
今回のイベントは2月に募集を開始しており、羽田空港を拠点とする約2時間の遊覧フライトとANA機体工場(東京都大田区)の見学を組み合わせたもの。フライト時の利用座席によってビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスのパターンが用意されており、価格は7万8700円~4万9800円に設定。最終的に133名が参加することになった。依然コロナ禍ということもあり工場見学~フライト、フライト~工場見学の2パターンが用意されていたほか、工場見学時も少人数にグループ分けするといった3密を避ける運用を行なった。
参加者はまず受付場所となるANAコンポーネントメンテナンスビルに集合。通常、関係者以外立ち入り禁止となっているが、ここには注目のスポットがある。それは、1階にあるコンビニ。そんなのどこにでもあるよと思うことなかれ、実はここでしか買えないアイテムを含め数多くの航空機グッズが販売されているのだ。通常はWebから申し込むことができる工場見学時に立ち寄ることが可能だが、この1年あまりはコロナ禍の影響で工場見学が中止になっており、こうした機会は久々とのこと。通常、土曜日は休業日ながら「特別にオープンしてもらった」そうで。参加者の多くが立ち寄りグッズを購入していたようだった。
道路の向かいにある機体工場には246席仕様のボーイング 787-9型機(登録記号:JA925A)が用意されていた。機体外観はもちろんエンジン、貨物室(外観のみ)、機内などを30分ほどの時間を掛けてゆっくりと見ることができた。随所にスタッフが配置されており、専門的な解説を聞くチャンスも。
工場見学のあとは羽田空港第2ターミナルに移動。バスランプからV2スポットに駐機されているボーイング 787-8型機(登録記号:JA814A)へ。通常のフライトではスポット上で撮影することはほぼできないが、そこはチャーター便ならではの余裕で、スタッフとの記念撮影や機体の写真を撮影する参加者の姿が多く見られた。
チャーター便(ANA2022)は富士山の北側を通過し、名古屋を経て舞鶴で折り返し、京都、セントレア、駿河湾、房総半島を通るルートでフライト、羽田へ戻った。