小田急、QRコード改札認証を小田急線全70駅に3月1日導入。QRコード付き「デジタル箱根フリーパス」も発売

小田急はQRコードを利用した改札認証を3月1日から小田急線全70駅に導入する

　小田急（小田急電鉄）は、小田急線全70駅の有人改札でQRコードを利用した改札認証を3月1日から開始する。

　MaaSアプリ「EMot」などで販売する「デジタル箱根フリーパス（小田急乗車券付）」を対象としたもので、QRコード付きの同フリーパスも3月1日10時に発売する。

　新たな改札認証の導入にあたり、QRコード読み取り機能を備えた専用端末を設置。スマホ画面に表示される「デジタル箱根フリーパス」のQRコードをかさずと、認証音とともに専用モニターに「ごりようありとうございました」と表示され、改札を通過できる。これにより、従来の駅員による目視確認よりも改札通過に要する時間を短縮、スマートな旅を提供する。

　2020年1月に「デジタル箱根フリーパス」発売後、デジタルチケットの利用者は徐々に増加し、2022年1月末時点のデジタル化率は1割を超えているという。今後、QRコード認証の対象チケットを拡充していくとともに、新規チケットの造成や、旅行代理店などほかの販売チャネルへの展開も図っていく。

QRコード付き「デジタル箱根フリーパス」の画面イメージ