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国道42号「串本太地道路」12月25日起工式。紀伊半島沿岸の高速道路網完成へ一歩、和歌山方面のすさみ串本道路は2025年春開通予定

2021年11月24日 発表

国交省は紀伊半島の那智勝浦町~串本町間で計画している「串本太地道路」の起工式を12月25日に実施する

 国土交通省 近畿地方整備局 紀南河川国道事務所は、国道42号「串本太地道路」の起工式を12月25日に実施することを発表した。

 串本太地道路は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町八尺鏡野~和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川間を結ぶ延長18.4kmの自動車専用道路として、2018年度に事業化。調査設計、用紙取得を進めるほか、2021年度には改良工事にも着手。今後の工事の順調な進捗と、早期開通を祈念した起工式を開く。

 紀伊半島南端に近いエリアでは、串本太地道路の和歌山方面側で「すさみ串本道路」が2025年春の開通を予定。一方、三重県方面側ではミッシングリンクが目立ち、串本太地道路から北へ順に、那智勝浦新宮道路が開通済み、新宮道路が事業中、新宮紀宝道路が2024年秋頃全線開通予定、紀宝熊野道路と熊野道路が事業中。その先の熊野尾鷲道路は2021年7月に全線が開通したことで、津・名古屋方面と連続している。

 串本太地道路は本道では、南海トラフ地震を想定してリスクを回避した線形、設計とするほか、上記のとおり紀伊半島沿岸部の道路ネットワークの構築による観光周遊性向上に期待されている。

事業概要
期待される整備効果