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国交省、高松市のバス路線再編を認定。伏石駅を結節点に鉄道基軸の交通網へ。鉄道・バスの重複路線を整理
2021年9月30日 18:25
- 2021年9月30日 発表
国土交通省 四国運輸局は9月30日、7月に高松市から申請のあった「高松市地域公共交通利便増進実施計画」について、国土交通大臣による「地域公共交通活性化再生法」に基づく認定を行なったことを発表した。
同計画では、「鉄道を基軸、バスをフィーダー」とした公共交通ネットワーク再構築に向けた取り組みを本格化し、持続可能な地域旅客輸送サービスを目指す。
具体的には、市南部に、2021年11月に全面開業予定(2020年11月から順次開業)の、ことでん(高松琴平電気鉄道)琴平線の新駅「伏石駅」を交通結節点として位置付け。
現在、郊外部~高松駅を結ぶバス路線と、琴平線の鉄道路線が重複した区間を運行しているが、郊外部のバス路線は伏石駅に接続し、鉄道路線のフィーダー路線に位置付けて再編することで、琴平線と重複するバス路線を一部合理化。鉄道とバスの重複を解消し合理化を図る。
併せて、結節機能を強化するほか、市街地内の回遊性向上を図るべく、幹線・支線や循環線のサービスを伏石駅に接続。2025年までに合計10系統のバス路線変更を予定している。
バス路線を鉄道を基軸としたフィーダーに転換することで生じる、バス・鉄道の乗り換え抵抗を軽減するための、乗り換え割引支援など、路線再編に関連した施策も講じるとしている。