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大阪・夢洲のIR事業者にMGM・オリックスらのグループ。開発コンセプトは「結びの水都」

2021年9月28日 発表

大阪・夢洲のIR事業者に「MGM・オリックス コンソーシアム」を選定

 大阪府と大阪市は9月28日、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業 事業者公募」の審査結果を発表し、設置運営事業予定者を「MGM・オリックスコンソーシアム」に決定したことを発表した。

 ラスベガスを本拠にIRやMICEを運営するMGMインターナショナルと、国内でさまざまな事業実績を持つオリックスを中心としたコンソーシアムで、2021年7月に提案審査書類を提出。「本事業の趣旨・目的を深く理解し、ポストコロナを見据え、大阪・関西が有する観光魅力や産業・文化資源のポテンシャルを活かした成長型IRの実現により、大阪・関西の経済成長のエンジンとなり、大阪の都市ブランドを国際競争力ある新たな次元に引き上げることをめざす非常に意欲的な提案となっている」ことが評価され選定された。

 MGM・オリックスは約1兆800億円を初期投資し、あらゆるものを結ぶ結節点としてのIR(結び)と、水都大阪の伝統・文化・精神を継承(水都)を込めた「結びの水都」をコンセプトに、「国際会議場」「展示場」、観光コンテンツを発信するなどの機能を持つ「魅力増進施設」「送客施設」、全客室約2500室の「宿泊施設」、3500席の「エンターテイメント施設」や「飲食・物販・サービス等施設」のほか、「カジノ施設」を整備。総延べ床面積は約77万m 2 で、カジノ区画は3%以内となる約6.1万m 2 を予定している。

 宿泊施設は、利用者需要の高度化・多様化に対応したエンターテイメントホテル、多世代型アクアリゾートホテル、VIP向け最高級ホテルの3種類の整備を予定している。

魅力増進・送客施設。ジャパン・フードパビリオン(左)と関西ツーリズムセンター(右)
宿泊施設。MGM大阪(左)とMUSUBIホテル(仮称、右)
イメージパース
ウォーターフロント空間のイメージ
提案概要