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ANAの無人決済店舗を開業前に見てきた！ お土産選びをすぐ決断できる仕掛けも
「ANA FESTA GO 羽田B1フロアギフト店」
2021年8月27日 14:52
- 2021年8月27日 開業
ANA（全日本空輸）グループのANA FESTAは、無人決済システムを活用した国内空港初の実用化店舗「ANA FESTA GO 羽田B1フロアギフト店」を8月27日に羽田空港第2ターミナルにオープンした。
無人決済システムはTOUCH TO GOが開発したもので、高輪ゲートウェイ駅の改札内にあるコンビニなど、すでにいくつもの店舗で使われているものだ。
今回オープンしたANA FESTA GOは、羽田空港第2ターミナルの地下1階にあり、従来はANA FESTA 羽田B1フロアギフト店があった場所だ。全面改装を行ない、無人決済のANA FESTA GOと有人決済のANA FESTAが軒を連ねる。
ANA FESTA GOでメインに取り扱うのはお土産菓子で、ANA FESTA羽田全店の売上や販売数量から導き出されたオススメをランキング形式で陳列しているのが特徴だ。「搭乗前にお土産をスムーズに購入したい」「非接触で会計を済ませたい」「オススメ商品のなかから手間なく品物を選びたい」といったニーズに応える。
無人決済システムは天井のカメラと各種センサーで人物の動きと商品を追跡するもので、例えば利用客Aが棚から商品Bを取ると「AがBを持っている」というように利用客に商品の個数や単価を紐付けする。もし、商品Bを棚に戻した場合は「AはBを持っていない」というように、利用客の動作に合わせて記録は随時更新されていく仕組みだ。
こうした記録があるので、利用客がレジ前に立つと自動で会計が表示される。会計は現金や交通系ICカード、クレジットカードなどが使え、ANAマイレージクラブ会員ならマイレージが付与される。さらにANAカードを使った場合、1000円以上であれば5％引きされる点はANA FESTAと同じだ。
セルフレジによるスピーディな会計、非接触といったメリットのほか、店舗運営の省力化にも期待していると担当者は話す。人員が不足するなかでいかにサービスの質を向上させていくのかを考えた場合、省力化はその解決の糸口になるのではとのことだ。特に地方の空港では人手不足が顕著であることから、今後は多店補を擁する大空港も含め、よりよい運営を目指してANA FESTA GOを増やしていく方向で検討しているという。
なお、隣のANA FESTA 羽田B1フロアギフト店も今回リニューアルオープンしているので、紹介しておこう。従来は東京に特化した商品ラインアップだったが、新しくなった店舗では全国32空港の「ANA FESTA」で人気のカレー、麺類、ごはんのお供を集めた品ぞろえになっている。また、離島百貨店とコラボした離島商品コーナーや、地方創生の取り組みとして特定エリアにスポットを当てたプロモーションコーナーもあり、全国の美味な商品が手軽に購入できる店舗に生まれ変わっている。
