緊急事態宣言、4府県追加で8月31日まで。空港での検査を強化

衆議院議院運営委員会で事前報告を行なう西村康稔経済再生担当大臣

　西村康稔経済再生担当大臣は、7月30日に開催された衆議院議院運営委員会において、緊急事態宣言についての事前報告を行なった。

　現時点では、8月22日まで東京都と沖縄県に緊急事態宣言が出されているが、依然として感染状況が厳しい状況にあることから、8月31日まで延長。さらに、8月2日～31日には、感染者数が増えている埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府が対象地域に追加される。また、北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県については、まん延防止等重点措置の対象地域となる。

　対象地域では、従来通り、外出の自粛や飲食店での時短営業や酒類提供の停止といった感染防止対策が呼びかけられるが、事前報告では「ワクチン接種の促進とあわせ、抗原簡易キットを活用した検査の拡充を車の両輪とする」とした上で、「夏の時期に移動が活発になることに備え、羽田、成田、伊丹、関空、福岡空港において、北海道、沖縄県内の各空港に向かう便の搭乗客に無料のPCR検査、抗原定量検査を推奨しているが、8月2日搭乗便からは出発地に中部国際空港（セントレア）、到着地に福岡空港を加える」としている。