ニュース
黒糖お取り寄せ! 沖縄グルメの定番ラフテーとサーターアンダーギー作ってみた
ゆきぴゅーの「食う想旅行」
2021年3月23日 07:00
海外旅行に行けるようになるまでの間、あのとき食べたあの味をおうちで再現して、胃袋だけでも海外気分を味わいましょうというこの企画。
国内に目を向けた先月は、冬の北海道を想いながら「おうちでカニしゃぶ」旅行でしたが、今月は南国・鹿児島&沖縄編! 喜界島産の黒糖を使って、いつも沖縄で食べる“あの味”を再現してみました。
まず、今回なぜ沖縄産ではなく鹿児島・喜界島の黒糖なのかといいますと、以前那覇の国際通り沿いにある黒糖専門店で、いろいろ試食させてもらっているときに、勧められた鹿児島県喜界島のかちわり純黒糖の美味しさに感動。お土産に1袋購入してきました。
以来その黒糖を作っている南村製糖さんのオンラインショップでお取り寄せをするほど好きになってしまったのです。もちろん沖縄でも黒糖は作られていますが、ひょんなことからファンになったのが鹿児島県の喜界島の黒糖だったのでした。
ということで今回は、その南村製糖さんの黒糖を使って、沖縄の郷土料理に挑戦! ちなみにお料理に使ったのは、かちわり黒糖ではなく、使いやすい粉状になっている黒糖粉です。
沖縄の居酒屋の定番ラフテーに挑戦。お肉屋さんで皮付き三枚肉が手に入った!
私は豚肉、特にかたまり肉が大好き!なので、沖縄で居酒屋に行くと決まってラフテーを注文します。“三枚肉”と呼ばれる豚肉の煮込みですが、沖縄では黒糖と泡盛を使って味付けをすることが多いのだそう。
そして沖縄で食べるラフテーといえば必ず皮付きですよね。でもいつも行くスーパーでは皮付きは見たことがありません。そこで今回は、お肉屋さんに注文して皮付きの豚ばら肉をゲット! 4、5人分にあたる700gを買ってきました。
ラフテーの材料(4~5人分)
皮付き豚ばら肉(かたまり):700g
かつおだし:4カップ(※事前に用意して冷ましておくとよい)
泡盛:250mL
純黒糖粉:80g
しょうゆ:120mL
まずは豚肉をさっと洗って茹でます。切らずに丸ごと水から鍋にかけ、沸騰したら弱火で40~50分。途中アクが盛大に出るので取ります。
いろいろなラフテーレシピを見ると、ここで茹で汁を捨てずにそのまま煮込む際に使う方法と、かつおだしで煮込む方法の2通りがあることが分かりました。
この茹で汁問題、どうしたものかと悩みましたが、今回は皮付きでもさっぱりといただける(であろう)かつおだしを採用することに。そのかつおだしに加えるのが沖縄のお酒、泡盛と南村製糖さんの自園栽培さとうきびを搾汁して煮詰めただけの純黒糖粉です。
食べてみると、泡盛と黒糖でじっくり煮込んだラフテーは思っていた以上に美味しくて本格的! お肉は箸で簡単に切れるくらいやわらかです。そして改めて感じたのは皮付き肉の見た目のインパクト。「これぞラフテー!」という、その食感! その味! 皮があるだけでこんなにも違うものなのですね。普段作る豚の角煮とは別物でしたわ~。
沖縄の揚げドーナツ、サーターアンダーギー。おうちで作ったら意外と簡単だった
2品目は黒糖を使ったお菓子です。沖縄定番のおやつといえば、サーターアンダーギーですね。
沖縄に行くとスーパーでも道の駅でも市場でも空港でも、ありとあらゆるところで見かけるサーターアンダーギー。あの素朴な味、たまに無性に食べたくなりませんか?
私は今回初めて作ったのですが、用意する材料が少なくて、作り方も簡単でびっくり。油で揚げるというハードルさえ苦にならなければ、超お手軽な絶品おやつです。ある程度日持ちもして常温保存OKなので、少し多めに作ってもいいですね。
黒糖サーターアンダーギー(5~6cmサイズで7個分)
薄力粉:100g
黒糖粉(加工黒糖):60g
ベーキングパウダー:小さじ2/3
卵:1個
サラダ油:小さじ1
揚げ油:適宜(油が少ないと膨らみがわるいのでたっぷり目で)
さすが揚げたて! サクサクとした食感で黒糖の優しい甘さが感じられてとっても美味しい♪ ただ揚げる前の生地の緩さが気になるところ。おそらく小麦粉の種類や卵の大きさなどで微妙に変わってしまうのでしょう。そこで、薄力粉や黒糖の量を増やしてもう一度作ってみることに。ということで、2回目の材料はこちら!