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JR日田彦山線 彦山駅、BRT化に向けて駅舎撤去。段差のないホームや駅前広場など整備

2021年3月15日 発表

JR日田彦山線 彦山駅の駅舎を撤去。BRT化に向けて再整備

 福岡県添田町とJR九州(九州旅客鉄道)は3月15日、日田彦山線 彦山駅の再整備に伴い、現駅舎を撤去することを発表した。

 日田彦山線 添田駅~夜明駅間は、2017年九州北部豪雨の被災により不通となっており、BRT(バス高速輸送システム)で復旧することが決定。添田駅~彦山駅間と宝珠山駅~夜明駅間を一般道、彦山駅~宝珠山駅間をBRT専用道で整備し、駅以外の停留所新設や駅周辺整備など、地域活性化につながる日田彦山線となることを目指している。

 その方針のなか、彦山駅は築80年が経過して老朽化が進んでいることから将来にわたっての維持が困難であることや、駅舎を基礎まで撤去することでホームまでの段差がなくなり利用しやすくなることから、現駅舎の撤去を決定した。

 また、駅前広場を広く活用できるようになり、桜を残し、イベントスペースや大型バスなども駐車できる駐車場としての利用も可能な駅前広場の整備や、既存の休憩所と一体となるような待合所の整備などを計画していく。

 撤去工事は3月から着手し、2021年度第1四半期(2021年6月ごろ)までに撤去を終える予定となっている。

彦山駅の整備イメージ
工事スケジュール