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宮城県、復興支援道路「みやぎ県北高速幹線道路」の開通を2021年度内に延期。復興道路&復興支援道路の全線開通にさらなる遅れ

2020年9月18日 発表

宮城県は復興支援道路「みやぎ県北高速幹線道路」の工事進捗を発表。全線開通時期を延期した

 宮城県は9月18日、整備を進める復興支援道路「みやぎ県北高速幹線道路」の佐沼北交差点~佐沼IC(インターチェンジ)間の延長約3.6kmについて、2020年度末の予定としていた開通時期を、2021年度内に延期することを発表した。

 みやぎ県北高速幹線道路は、三陸自動車道(E45)三陸沿岸道路 登米ICと栗原市の国道4号を東西に結ぶ道路。これまでに、登米IC~佐沼IC間、現道を活用する北方バイパスを含む佐沼北交差点~栗原市間の道路が完成。現在、東北自動車道(E4)の栗原IC(仮称)と、佐沼IC~佐沼交差点の区間の整備が進められている。

 この佐沼IC~佐沼交差点の区間については2020年度末の開通が予定されていたが、広範囲にわたり軟弱な地盤であることや、市街地を通過する高架橋の施工時に近隣住宅地へ配慮して慎重に工事を進める必要があることなどから工程に遅れが生じているとしており、開通の時期を2021年度内へと繰り下げた。

 復興道路、復興支援道路については、2020年度末の開通が見込まれていたが、復興道路 三陸沿岸道路 普代~野田間の堀内トンネル(仮称)の工程の遅れから同区間の開通予定を2021年内に延期。今回の宮城県の発表により、復興道路と復興支援道路の全線開通はさらに遅れが生じる見込みとなった。

みやぎ県北高速幹線道路の工事状況