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TOA、AIカメラ活用で混雑緩和を図るスマート音声案内システム実証実験。神戸市営地下鉄 三宮駅で実施

2020年7月31日 発表

TOAは神戸市営地下鉄 三宮駅で「スマート音声案内システム」の実証実験を行なうことを発表した

 TOAは7月31日、神戸市が取り組む「Be Smart KOBE」プロジェクトの一環として、AI搭載カメラで混雑状況を感知し、音声案内により混雑状況を緩和させる「スマート音声案内システム」の実証実験を、神戸市営地下鉄 三宮駅で実施することを発表した。

 三宮駅は、ラッシュ時にホーム階と改札階を結ぶエスカレータ付近で混雑が発生。実証実験では、混雑状況をAI搭載カメラが認識し、混雑時にのみ階段の利用を促す自動音声案内を流すことで、エスカレータ付近の混雑状況緩和を図る。また、エスカレータに近い車両内の混雑も緩和すべく、空いている車両への誘導も音声案内システム上で併せて実施するほか、人数カウント機能を持つAI搭載カメラを通じて各動線の人流データを取得・活用し、密集回避の意識醸成を促進する。

 実証実験は、まずAI搭載カメラの設置とデータ計測を8月7日に開始。スマート音声案内システムは9月1日に稼働を開始する。いずれも期間は2021年3月26日まで。

実証実験のシステム図