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スターフライヤー、新社長の白水政治氏が小倉駅でマスクを配布。「危機を乗り越えられる会社に」
2020年6月26日 13:27
- 2020年6月25日 実施
スターフライヤーは6月25日、第18期定時株主総会を開催し、取締役9名が選任された。
新社長に白水政治(しろうずまさはる)氏が就任し、新役員が全員揃うタイミングとあり、新型コロナウイルスに対する同社の取り組みをアピールすべく、JR小倉駅にてチラシを配布した。
JR小倉駅の南口にあるペデストリアンデッキには、白と黒のハッピを着たスターフライヤーの社員たちが、行き交う人に向かってマスク入りのチラシやステッカーなどを配布。ハッピ姿の役員に加えて、パイロットやCA(客室乗務員)、地上職員ら約40名が、地元北九州市民にアイテムを手渡した。
マスク入りのチラシは1000部用意され、7月より運航便数の拡大やソーシャルディスタンスに配慮した広いシートピッチの機内などが記載されていた。
白水政治氏「危機は今後もやってくる。財務的にも営業面でも強い会社にしなければ」
チラシの配布終了後、白水新社長があいさつした。
「航空業界始まって以来の危機的状況で、スターフライヤーも多分に漏れず厳しい状況ではありますが、社員全員で乗り越えていくしかありません。日々をしっかりとこなし、1人でも多くのお客さまに来ていただくことが大切でございます。
本日は、株主総会もあり取締役が全員集まるタイミングでもありましたので、今日を逃すとなかなか集まるのが難しいこともあり、全員(役員)に賛同いただき、さらにCAやパイロット含めて40名ほどの社員とチラシを配布しようと決めました。1000枚ほどのチラシを配りました。ここを通られた方には多少なりともご周知いただいたと思いますが、引き続き、ネットはもちろんのこと、足を使った取り組みをやっていきます。
社長に就任してやっていきたいことですが、まず2013年の危機を乗り越えて今があります。そこからの成長軌道に乗せていくのが私の責任だと思っています。ですが、今はこうした状況でありますので、まずは新型コロナウイルスを乗り越えることが大事だと思います。また、こうした危機は今後もやってくると思いますので、財務的にも営業面でも強い会社にしないといけないと思っています。
7~8月にはもとどおりの便数に近づきたい。日々予約の状況をチェックしていますが、なかなか読めません。北九州の名だたる企業におジャマして、便の再開の周知をさせていただいております。旅行代理店さんとも『GoToキャンペーン』に向けた商品企画もしていきます。補助金の額が非常に大きいので、お客さまに魅力ある商品を、特に夏休みシーズンを迎えて旅行需要が高まるタイミングでもありますので、期待に応えていきたいですね。
スターフライヤーらしさも打ち出したものになればと思います。らしさといえば、シートピッチの広さを活かしソーシャルディスタンスを意識した機内もアピールしていきたいです」と話した。