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ANAHD、新時代の旅を科学する「旅と学びの協議会」設立

2020年6月5日 発表

旅と学びの協議会

 ANAホールディングス(ANAHD)は、新時代の旅を科学する産学連携協議会「旅と学びの協議会」の設立を発表した。

 同協議会では、立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏、東京学芸大学大学院准教授 スタディサプリ教育AI研究所所長の小宮山利恵子氏、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏、駒沢女子大学観光文化学類准教授の鮫島卓氏をコアメンバーに迎え、教育工学・幸福学・観光学の視点から、人類の歴史を紐解きながら旅の効用を科学的に立証し、旅をニューノーマルの時代における次世代教育の一環として活用することの提言を目指す。

 設立の背景には、旅先で学習することが直観的に有効であると捉えて修学旅行や社会科見学などを実施するこれまでの教育では、旅の経験がどのように人間としての成長や成熟につながるのかについて、科学的な根拠をもって検証されておらず、これを立証することで、アフターコロナのデジタルトランスフォーメーション時代を生き抜くうえで役立つ人材育成プログラムを提唱し、旅行への機運を醸成したいという狙いがある。

 ANAHDとしては、教育における旅の効果を立証することで、学校や保護者が生徒たちに積極的に旅することを勧める動きにつながることを期待しているという。

 6月23日にはキックオフイベント兼第1回勉強会をオンラインで開催する予定で、一般参加も可能。会費は無料で、定員は先着200名(予定)。同協議会のWebサイトから申し込める。