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国交省、羽田空港アクセス鉄道の基盤施設整備に2020年度着手

2020年4月30日 発表

国交省は、羽田空港アクセス鉄道の基盤施設整備に2020年度に着手する

 国土交通省 関東地方整備局 東京空港整備事務所は4月30日、3月31日に発表された関東地方整備局の2020年度事業概要に基づき、同事務所の2020年度事業概要を発表した。

 羽田空港においては国際競争力の強化にむけ、旧整備場地区での駐機場整備や、滑走路などの耐震対策、護岸などの整備を実施。

 また、新たに2020年度から空港アクセス鉄道の整備に着手する。これは東京貨物ターミナルとJR東日本(東日本旅客鉄道)の羽田空港新駅を結ぶ延長5kmの「アクセス新線」、京急(京浜急行電鉄)空港線の国内線ターミナル駅から延伸して引き上げ線を整備する計画。

 すでに、JR東日本は同社の「羽田空港アクセス線構想」に基づいて2019年5月に羽田空港アクセス線 東山手ルート、アクセス新線の環境影響評価手続きに着手。京急は事業着手に向けて空港関係者との調整を進めているという。

【17時15分追記】

 国土交通省によると、2020年度内は、JR東日本や京急との事業範囲の調整なども含め整備に向けた調査、設計を推進していくとしている。

空港アクセス鉄道について(国交省の2020年度鉄道局関係予算概要より)
アクセス新線は羽田空港北側~東京貨物ターミナル駅間を結ぶ
第2ターミナル地下に京急 空港線の引上線を整備