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仙台空港、保安検査場通過後のサービス拡張に向けリニューアルに着手。2021年度下期完成予定
2020年3月26日 19:32
- 2020年3月26日 発表
仙台国際空港は3月26日、旅客ターミナルのリニューアル工事に着手することを発表した。旅客550万人の目標達成に向け、先行して設備投資を行なう。
リニューアルでは、保安検査場通過後の「エアサイド」での空港体験を高めるサービスの拡充に主眼を置き、出発直前まで買い物や飲食を楽しみ、快適な時間を過ごせるようにする。
エアサイドでの時間をより長く取得できるよう、保安検査場を現状の国内線4レーン、国際線1レーンから、それぞれ最大5レーン、4レーンに拡張。スマートレーンなどの導入で検査時間短縮を図る。
また、現在、保安検査場通過前にある店舗を、拡張のうえ保安検査場通過後エリアにレイアウトを変更。東北の名産品などバラエティ豊かな商品をそろえる物販店や、東北を感じる横町空間で堪能できるグルメエリア、飛行機を間近に見ながら楽しめるフードコートやカフェを整備する。
このほか、チェックインエリアの拡張、増築棟の建設、充電デスクの増設、エレベータの大型化など多岐にわたる施策を推進。増築面積は1683m 2 、改修面積は9848m 2 におよび、商業店舗床面積はおよそ22.5%増の2804m 2 となる。
工事は2020年3月に着手。2021年度下期のグランドオープンに向け、段階的に部分開業していく。
また、仙台国際空港は同日、取締役人事も発表。岩井卓也氏に代わり、東急 リテール事業部 リテール戦略グループ 担当部長で、インターナショナルレストランサービス 代表取締役社長の鳥羽明門氏が4月1日から代表取締役社長に就任する。