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東京オリンピック・パラリンピックの「おおむね1年程度延期」で安倍首相とIOC会長が合意。2021年夏までに開催

2020年3月24日 発表

東京2020オリンピック・パラリンピックを「おおむね1年程度延期」することで安倍首相とIOC会長と合意

 日本政府は3月24日、安倍晋三 内閣総理大臣、トーマス・バッハ IOC(国際オリンピック委員会)会長、森喜朗 東京2020組織委員会会長、小池百合子 東京都知事、橋本聖子 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当女性活躍担当内閣府特命担当大臣と電話会談を行ない、東京オリンピック・パラリンピックを「おおむね1年程度延期すること」「2021年夏までに東京オリンピック・パラリンピックを開催すること」で合意したことを発表した。

 首相官邸のFacebookページに会談の概要が紹介されとえり、まず東京オリンピック・パラリンピックの中止がないことを確認したうえで、「現下の状況を踏まえ、世界のアスリートの皆さんが最高のコンディションでプレイでき、そして観客の皆さんにとって、安全で安心な大会とするために、概ね1年程度延期することを軸として検討していただけないか」と日本側から提案。バッハ会長からは「100%同意する」との回答を得たという。

 なお、東京2020組織委員会は公式Twitterで、「東京2020大会の実施に向けて、 関係機関と一体となり、遅くとも2021年夏までの実施に向け、検討してまいります」とと表明。3月26日からスタートする予定の聖火リレーについては現時点で対応を発表していない。

3月20日に日本に到着したオリンピック聖火