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国交省、全国の河川監視カメラを1.6倍に。河川の写真・水位計データをWebで提供

2020年2月26日 発表

「簡易型河川監視カメラ」の設置箇所数を1.6倍に増加

 国土交通省 水管理・国土保全局河川計画課は2月26日、「簡易型河川監視カメラ」の設置箇所数を1.6倍に増やすことを発表した。

 2017年7月の九州北部豪雨、2018年7月豪雨では洪水時に河川の状況をリアルタイムに把握する手段がなく、住民の避難行動を強く促す河川画像などの情報を発信することが課題だったとして、多数の地点に設置可能な簡易型カメラを「革新型河川技術プロジェクト」において開発。今年度から現地へのカメラ設置を開始し、2月26日時点で224か所の画像の提供を開始している。

 今後もカメラの設置を進め、2020年出水期までに国管理河川約1600か所の画像の提供を開始し、すでに画像を提供している従来型のCCTVカメラ・約2800か所と合わせて、全国でこれまでの約1.6倍にあたる約4400か所の河川状況を確認できるようにする。

川の水位情報の配信イメージ
河川監視カメラの設置状況

 簡易型河川監視カメラは電源・通信ケーブルが不要で設置が容易な可能なカメラで、月明かり程度の明るさで静止画を撮影できる。ズームや首振り機能を限定することでコストを縮減し、機器本体価格は1台30万円程度。インターネットで画像を収集し、水位計のデータなどと併せて提供する。

Webサイト: 川の水位情報