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ラスベガス観光局、イーロン・マスクの地下輸送システム「Loop」が1本目のトンネル貫通と発表

CES会場のコンベンションセンターに3駅

2020年2月15日(現地時間)発表

地下輸送システム「Loop」のトンネル1本目が貫通した

 ラスベガス観光局は、イーロン・マスク氏の「The Boring Company(ザ・ボーリング・カンパニー)」が整備を進める地下輸送システム「Loop」において、2本のトンネルのうち1本目の掘削が完了したと発表した。

 Loopは地下トンネルを電気自動車の自動運転シャトルが人を輸送するシステムで、毎年1月に開催する「CES」の会場にもなる「The Las Vegas Convention(ラスベガスコンベンションセンター)内3か所や市街地(ストリップなど)を接続する。

 Loopの1本目のトンネルは、現在建設中の140万平方フィート(約13万m 2 )の西ホールコンベンションセンター拡張エリア近くにあるコンクリートの壁を2月15日(現地時間)に突破した。Loopにより、200エーカー(約81万m 2 )を超えるキャンパス全体で数千人のコンベンション参加者を移動させ、近い将来ラスベガスリゾートの混雑を緩和する可能性があるとしている。

コンベンションセンター周辺の駅配置予定図

 5250万ドル(約57億6660万円)の地下輸送システムには、既存の320万平方フィート(約30万m 2 )のコンベンションスペースとコンベンションセンターの新しいウェストホールを接続する3つの旅客ステーションが含まれる。2021年1月公開予定のこのシステムにより、コンベンション参加者は、電気自動車のテスラ車で広大なキャンパスを、無料で1分強で移動できるという。