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国道2号「倉敷立体」が3月14日全線4車線開通。高梁川大橋の所要時間が最大3分の1に

2020年2月14日 発表

2020年3月14日 開通

国道2号の4車線拡幅事業「倉敷立体」が3月14日に全区間完成

 国土交通省 中国地方整備局 岡山国道事務所は2月14日、国道2号「倉敷立体」が3月14日に完成することを発表した。これまで2車線だった高梁川大橋が4車線化する。

 倉敷立体事業は岡山県倉敷市新田~倉敷市船穂町船穂の延長約7.7kmを4車線化する拡幅事業として2007年度に着手。2011年3月までに倉敷市新田~倉敷市片島町間の5kmが開通。残る2.7km区間は高梁川大橋とその前後の区間で、この4車線化が3月14日に完成する予定となった。

倉敷立体の位置図
倉敷立体の事業概要

 高梁川大橋が2車線であるために朝を中心に合流や車線減少に起因する渋滞が多く発生しており、高梁川大橋を含む倉敷市玉島八島から大西交差点までの約6.6kmの区間は、現状の2車線では約24分がかかるのに対し、4車線化後は最短8分と、最大で3分の1の所要時間になると試算している。

 また、観光客が増加傾向にある倉敷美観地区へも、広島方面から山陽自動車道(E2)を経由して向かう場合、玉島IC(インターチェンジ)で下りて国道2号を経由する際のアクセスが短縮。倉敷IC経由でのアクセスより約10分早く到着できるようになるとしている。

開通効果(交通混雑の緩和)
開通効果(交通事故の削減)
開通効果(観光地へのアクセス性向上)
開通効果(物流効率化)