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JINS、花粉カットメガネをかけて開園前の上野動物園を巡る親子ツアー開催
飼育員から動物の目の役割についてのガイドも
2020年2月10日 17:26
- 2020年2月8日 開催
アイウェアブランド「JINS(ジンズ)」は2月8日、本格的な花粉シーズンを前に、同社の花粉カットメガネを子供にかけてもらいながら早朝の上野動物園を巡る特別ツアーを開催しました。
これは、動物の生態や目の役割について楽しく学んでもらうと同時に、花粉から目を守ることの大切さを親子で考えるきっかけにしてほしいと企画されたもの。
子供環境情報紙「エコチル」が紙面で参加者を募集したという本イベントは、小学生とその保護者の定員60名(30組)に対し1180組の応募があったとのこと。約40倍の倍率を見事突破した60名が開園前の上野動物園に集合しました。
上野動物園の開園時間は9時半ですが、この日は8時40分に旧正門から入園。受付では子供全員に花粉カットメガネが渡されました。
見学したのは上野動物園で人気の動物、ジャイアントパンダ、アジアゾウ、ニホンザルです。開園前なので、普段はなかなか目にすることができない動物たちの「朝の行動」が見られるチャンス。また飼育係による朝の準備の様子も見られる貴重な体験です。ガイド役は上野動物園 東園飼育展示係の鈴木係長。いざ、ツアースタート!
最初に見たのは上野動物園の人気動物、ジャイアントパンダ。現在はオスのリーリー、メスのシンシン。そして2017年6月に生まれたメスのシャンシャンの合計3頭がいます。
硬い竹や笹を食べるジャイアントパンダ。そのため顎の筋肉が発達して丸い顔になったのだとか。「奥歯でしっかり噛んでいるので、食事中はほっぺたの筋肉が動いているのが分かりますね」と鈴木係長。
ジャイアントパンダ舎をあとにしたら、続いてアジアゾウへ。現在上野動物園には合計4頭が暮らしています。見学した時間、ゾウたちは室内から屋外の運動場に出て開園前の準備中でした。
最後はニホンザルのいるサル山へ。日本で一番古い動物園として知られている上野動物園ですが、なかでもこのサル山は現存する最古の展示施設なのだそう。
「ジャイアントパンダ、アジアゾウと見てきて、このニホンサルの目は顔のどの位置についているかな?」。ガイド役の鈴木係長はサルの目の役割や特徴について詳しく説明しました。
上野動物園にいるニホンザルは青森の下北半島出身。現地では天然記念物に指定されているのですが、農作物に被害を加えるなどの問題も。そうして捕まったサル達がここ上野動物園で飼育されているそうですよ。
見学ツアー終了後は上野動物園 教育普及係の鳥飼さんによる特別講演がありました。見てきた動物のおさらいや、草食動物・肉食動物がそれぞれ顔のどこに目がついているか?など、クイズを交えての20分ほどのトークでした。
最後は動物の花粉症についても言及。上野動物園でも毎年この時期はニホンザルやカピバラなど、涙を流している動物がいるといいます。人間と同じように検査ができるわけではないので原因が花粉症かどうかは断定できないようですが、カピバラは目薬をさして対策しているのだとか。動物たちも花粉の時期は苦労しているのですね~。今年も間もなく花粉シーズン到来。花粉カットメガネで「目」の花粉対策を考えてみてはいかがでしょうか。