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JR東日本、さいたま新都心駅で自律移動型ロボットの実証実験実施

2019年12月9日~12月3日 実施

JR東日本はさいたま新都心駅で自律移動型ロボットの実証実験を行なう

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は、12月9日~12月13日の期間中、自律移動型の警備ロボット、清掃ロボット、案内・広告ロボット、移動支援ロボットの4種類計6台を用いた実証実験を行なう。

 基本稼働時間は10時~15時。さいたま新都心駅構内コンコースで実施する。駅に予め設置した流動を計測するレーザーセンサーなどからの情報(駅クラウド情報)をロボットに与えることで、ロボットの移動を支援。ロボット自体に取り付けたセンサー情報のみを使用した移動と、駅クラウド情報をプラスした移動との比較を行なう。同実験では駅でのロボット移動に関する基礎部分の確認を目的としているため、各ロボットが移動する際には試験関係者が付き添う。

レーザーセンサー設置イメージ

 今回実証実験を行なうロボットは6台。「警備ロボット」は、ロボットに予め設定した駅構内の移動経路を巡回しながら対象物体の検知や発報などを実施する。必要に応じ、サイレンやフラッシュライトの点灯により不審者に対する威嚇を行なう。「清掃ロボット(CLINABO/クリナボ)」は、設定した移動経路と受信した駅混雑情報に従い自動清掃を実施。「駅サービスロボット(Station Service Robot/ステーションサービスロボット)」(移動案内・広告)は、ディスプレイによる駅構内施設などの案内が可能。「案内コミュニケーションロボット(HOSPI/ホスピー)」(移動案内・広告)は、2か国語(日本語・英語)でエレベーターやトイレなどの施設への移動案内を行なう。「案内ロボット(EMIEW3/エミュー3)」は、利用者の問い合わせに応じて駅構内のトイレなどへの移動案内を実施。「移動支援ロボット(WHILL NEXT/ウィル ネクスト)」は、車椅子タイプの移動支援ロボット。案内コミュニケーションロボット「HOSPI」に追従して利用者の移動を支援する。

「警備ロボット」
「清掃ロボット(CLINABO/クリナボ)」
「駅サービスロボット(Station Service Robot/ステーションサービスロボット)」
「案内コミュニケーションロボット(HOSPI/ホスピー)」
「案内ロボット(EMIEW3/エミュー3)」
「移動支援ロボット(WHILL NEXT/ウィル ネクスト)」