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西東京バスとヤマト運輸、路線バスで荷物を運ぶ客貨混載輸送の実証運行

2019年11月1日~30日 実施

路線バスで宅配便を運ぶ実証運行

 西東京バスとヤマト運輸は、11月1日~30日にかけて、東京都あきる野市と檜原村を結ぶ路線バスで荷物を輸送する客貨混載輸送の実証運行を実施する。

 西東京バスが運行する武蔵五日市駅バス停~数馬バス停間のローカル線は、あきる野市と檜原村を結ぶ唯一の公共交通機関として重要な役割を担っているが、乗車人数の減少により路線の維持が難しくなってきている。

 一方、ヤマト運輸では、あきる野五日市センターと檜原村を片道約40分かけて1日3回往復しており、これがドライバーの大きな負担となっている。

 今回の実証運行では、路線バスの車内スペースに宅配便の荷物を積んで運ぶことで、西東京バスでは新たな収入源を確保。ヤマト運輸もドライバーの運転時間を削減することで、そのほかの業務に時間を割いたり、CO2排出量を削減したりできるようになる。

 両社では、実証運行の課題を検証したうえで、2020年の本格運行開始を目指すとしている。

実証走行の概要図
(左から)西東京バスキャラクター「にしちゅん」、西東京バス 齋藤運転手、井上社長、檜原村 坂本村長、ヤマト運輸 中尾主管支店長、半田SD、ヤマトグループキャラクター「クロネコ」