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WILLER、池袋の街を周遊する真っ赤な「イケバス」出発式。村瀨社長「街のシンボルに」
2019年11月1日 17:13
- 2019年11月1日 実施
WILLERは11月1日、池袋周辺の駅や公園、商業施設を結ぶ電気バス「イケバス(IKEBUS)」の運行を開始した。当面は貸し切りバスとして運行するが、11月中には定期路線の運行を開始する見通し。
イケバスはシンクトゥギャザーの「eCOM-10」をベースにした電気バスで、乗車定員は22名、最高時速は19km。全長約5mの小さな車体に、片側5輪の10輪を装着する独特の外観が特徴。一般的なバスと同じように左前方から乗車するが、車体後部には車椅子用の大きなハッチが用意されている。運賃は200円(子供100円)で、現金のほかQRコードによる決済の準備を進めているが、交通系ICカードには今のところ対応しない。
車体、内装デザインはJR九州(九州旅客鉄道)の車両デザインなどで知られる水戸岡鋭治氏が担当。水戸岡氏は運転手の制服やバス停など、イケバスのトータルデザインを手がけている。
中池袋公園で実施した出発式では、豊島区長の高野之夫氏やデザイナーの水戸岡鋭治氏、WILLER 代表取締役の村瀨茂高氏らが登壇。区長と話しながらコンセプトを固めていったという水戸岡氏は、「私がデザインすると大抵インスタ映えする」と出来映えに自信を見せる。村瀨氏は「毎日走ることで街のシンボルになってほしい」と期待を語った。