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首都高、小松川JCTを公開。新設の中環小松川入口や料金所を写真でレポート

12月1日17時に開通

2019年10月31日 公開

2019年12月1日17時 開通

小松川JCTの小松川線千葉方面から中央環状線埼玉方面へ向かう連結路

 首都高(首都高速道路)は、12月1日17時に開通する、小松川JCT(ジャンクション)の現場を報道公開した。

 小松川JCTは中央環状線(C2)の埼玉方面と小松川線(7号線)の千葉方面を接続するジャンクションである。これにより、埼玉方面から葛西方面に向かう途中で小松川線の千葉方面に、そして千葉方面から小松川線で都心に向かう途中で中央環状線の埼玉方面にそれぞれ抜けられるようになる。首都高では、小松川JCTの新設により、小松川線やその周辺地域から中央環状線へのアクセス性が向上、小松川JCTから板橋JCTの所要時間がピーク時で20分短縮するとしている。

小松川JCTの新設は、堀切・小菅JCT間および板橋・熊野町JCT間の改良と合わせ、中央環状線機能強化事業として行なわれた
中央環状線埼玉方面から小松川線千葉方面、さらに小松川線千葉方面から中央環状線千葉方面に抜ける連結路が新設される
小松川JCTの安全対策。視線誘導灯や薄層塗装、カーブ警戒のゼブラ板、注意喚起の看板などが設置される
小松川JCTの陸上部における工事の概要。6基の橋脚が新設、12基の橋脚の構造が変更された
小松川JCTの河川部の工事概要。既設の鋼製橋脚の補強が行なわれている
河川部の既設構造の改良について。一部の橋脚では、横梁を増設することによって新しい連結路を支えている
新たに新設される中環小松川入口。中央環状線の埼玉方面に向かう
中環小松川入口の先。小松川線千葉方面から中央環状線への車両と合流する
こちらは小松川線千葉方面から中央環状線千葉方面に向かうレーンから新設路を見たところ
小松川線から中央環状線への連結路。この付近の制限速度は40km/hとなる
連結路から中環小松川入口方面を見たところ。かなりの勾配があることが分かる
小松川線から中央環状線へ向かう連結路の先にある中環小松川料金所
2つのレーンを持つ中環小松川料金所。屋上に収受員が車道間を移動するための階段が設けられている
収受室の内部。収受機やモニター、領収書のプリンタなどが設置されている
料金所内部で使われる備品の一部は、既存の料金所のものが流用されている。この収受機は湾岸浮島本線料金所のシールが貼られていた
今回の連結路で使われているLED灯
入口付近は近隣の住民への配慮から不透明な遮音板、連結路中ほどでは透明な遮音板が使われている
手前の下っているレーンが中央環状線埼玉方面から小松川線千葉方面に向かう連結路である
小松川線千葉方面に向かう連結路は下りの急な左カーブになっているため走行時には注意したい
小松川線千葉方面への合流レーン。なお、従来の小松川出口への分岐は右車線にあったが、小松川JCT開通後は左車線側に改められる