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AIR DO、CAが現地で発掘した“北海道の良いもの”を機内販売。担当CA「お客さまとの会話の糸口にも」
第1弾は道東の2商品。10月1日から順次販売
2019年9月30日 18:42
- 2019年9月30日 発表
- 2019年10月1日 発売
AIR DOは9月30日、10月1日からCA(客室乗務員)が北海道各地を実際に訪れて発掘したお勧め商品の機内販売を開始する。その「北海道良いもの発掘ツアー」に参加した、同社運送本部 客室部の山下朋恵氏と髙田和佳子氏に、本取り組みについて話を聞いた。
この取り組みの第1弾として販売されるのは道東地域の商品で、10月~11月には十勝芽室産の小さなジャガイモの品種「マチルダ」を、真空フライ製法で仕上げて素材本来の風味や色合いを楽しめる「じゃがいもザクザク」、12月~翌1月に北海道産小麦を100%使用して作られたパンケーキミックス「十勝のパンケーキ」を販売する。
じゃがいもザクザク
商品名: じゃがいもザクザク
販売価格: 500円
内容量: 68g
販売期間: 2019年10月1日~2019年11月30日
販売路線: 全路線
販売元: 株式会社江戸屋
十勝のパンケーキ
商品名: 十勝のパンケーキ
販売価格: 600円
内容量: パンケーキミックス1袋200g
販売期間: 2019年12月1日~2020年1月31日(予定)
販売路線: 全路線
販売元: とかちデザインファームプロジェクト(株式会社ファームステッド運営)
この商品の選定にあたって行なわれたのが、客室部の4名が参加した「北海道良いもの発掘ツアー」で、第1弾は「道東編」として帯広・十勝方面13か所、釧路方面4か所の計17か所を訪問した。
これまでにも機内販売商品についてテイスティングなどにCAが参加することはあったというが、実際に現地に足を運んで商品を選定するのは同社初だとはいう。「『まだ知られていないものを発掘しよう』という取り組みで、北海道のよいものを皆さまに知っていただくために、CAも一緒に探し、CA自ら探したものを機内で提供して、それをきっかけに会話の糸口として広げていきたい」(山下氏)というのが企画の主旨だ。実際にCAが現地に行くという体験をすることで、乗客ともより深く話ができるというわけだ。
今回第1弾として道東が選ばれた理由としては、髙田氏は「NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)『なつぞら』の舞台となったことで、北海道のなかでもお客さまの関心のある地域。私自身も道東にまだまだ知らない魅力があると感じたことがあった」と理由を挙げた。
現地での商品選定にあたっては「『北海道の翼』として北海道を訴求できる商品、魅力を伝えられる商品」を前提に検討。訪問先にはお土産物も多い道の駅なども含まれていることから、非常に多くの商品を実際に見たという。
そのなかで選ばれた、江戸屋の「じゃがいもザクザク」について、山下氏は「芽室産のマチルダをそのまま召し上がっていただく感覚なので、北海道を感じられるのでは。何かを加えていることもなく、そのまま楽しめるのが魅力的だと思う」とポイントを紹介。
12月から提供する「十勝のパンケーキ」について、髙田氏は「北海道の十勝産の小麦を100%使用していて、お客さまが思う以上にもっちりとした食感でとても美味しい、自信を持ってお勧めできる商品。ご自宅に帰ってからも北海道を感じられる商品ではないかと思うので、旅の余韻を感じて、また北海道に行きたいという気持ちになっていただけたら」とアピールした。
CA自身が北海道のお勧め商品を発掘する取り組みは機内販売とともに、機内誌とも連携。11月号では「じゃがいもザクザク」の製造元である江戸屋、12月号では「十勝のパンケーキ」の製造元であるとかちデザインファームプロジェクトを紹介する記事を掲載予定だという。
さらに、10月には「北海道良いもの発掘ツアー」の「道北編」として上川方面(旭川、美瑛)を訪問する予定とのことで、そこで発掘された商品も将来的に機内販売商品として提供する予定になっている。