ニュース

沖縄のシェア自転車サービス「ちゅらチャリ」、那覇国際通り「琉球銀行イチバンジャー出張所」に新ポート

2019年9月13日 会見

ちゅらチャリにまたがる株式会社琉球銀行 代表取締役頭取 川上康氏と、ミス沖縄2019 コバルトブルー スピーナ瑛利香さん

 OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)が運営する「サイクリングシェアサービス ちゅらチャリ」(関連記事「沖縄観光コンベンションビューロー、シェア自転車サービス『ちゅらチャリ』を8月1日開始」)の新しいサイクルポートが、9月13日に増設された。

 新サイクルポートは、那覇市国際通りにある「琉球銀行イチバンジャー出張所」に設置され、県内では22拠点目、那覇エリアでは20拠点目となる。

 これまでホテル、郵便局などをメインにサイクルポートが設置してきたが、銀行がサイクルポートになるのは初めて。観光客が多く訪れる国際通りということで、観光客にもありがたい立地だ。

新たにサイクルポートが設置された「琉球銀行イチバンジャー出張所」には2台分のスペースが用意されている

 銀行への設置に当たり開催した記者発表会で、OCVB会長の下地芳郎氏は、「沖縄を楽しんでもらうには、クルマだけでなく自転車や徒歩のゆっくりしたスピードも効果がある。新たな発見をしてもらえるのではないか。沖縄での自転車普及の課題の一つは坂道が多いことだが、ちゅらチャリは電動アシストなので楽に移動できる。多くの人に利用していただき、ちゅらチャリを新しい魅力の一つとして認知してもらいたい」とあいさつした。

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー 会長 下地芳郎氏

 初めてちゅらチャリとタイアップした琉球銀行 代表取締役頭取の川上康氏は、「ちゅらチャリへは銀行では初の参加となる。イチバンジャー出張所は国際通りの中心で多くの人が立ち寄る。古民家風の造りになっていて、県外の人も立ち寄って楽しんでもらえるような場所。自転車の利用は交通の渋滞緩和にもつながり、健康にもよい。自転車に乗りながら色々な沖縄を再発見してほしい」とあいさつした。

株式会社琉球銀行 代表取締役頭取 川上康氏
最近よく街中でも乗る人を目にするようになった「ちゅらチャリ」。拠点の増設で利便性もどんどん高まっている

 ちゅらチャリは2018年8月から展開している自転車のシェアサービスで、サイクルポートがあれば、どこでも借りて、どこでも返却できる。利用方法は2種類。1つ目は、販売窓口で専用ICカードを購入し、自転車の操作パネルのカードリーダーにかざして解錠する方法。2つ目は、Webサイトで会員登録し、会員サイトから利用予約してパスコードを入手し、自転車の操作パネルでパスコードを入力して解錠する方法。支払いは事前登録したクレジットカード決済となる。利用料金は、1日利用(23時59分まで)が2160円、30分あたり216円(会員プランのみ)となる。

「琉球銀行イチバンジャー出張所」サイクルポートに配置されたちゅらチャリ。サドルの後ろに操作パネルがあり、ナンバーキーやICカードリーダーが配されている