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青いレールが記念乗車券に!? 京成電鉄、「けいせいたていし プラレール駅」お披露目

2019年7月12日 設置

2019年7月13日~8月31日 記念乗車券発売

2019年7月13日~8月31日 スタンプラリー実施

京成電鉄が京成立石駅構内にフォトスポット「けいせいたていし プラレール駅」を設置した

 京成電鉄は、創立110周年とタカラトミーのプラレール誕生60周年を記念して、京成立石駅構内にフォトスポット「けいせいたていし プラレール駅」を7月12日にオープンした。京成立石駅はホームが1階、改札が2階にあり、「けいせいたていし プラレール駅」は改札階に設置。期間は約1年を予定している。

 フォトスポットスペースの左端に子供サイズの改札機があり、そこを抜けると自販機や発車時刻表、ベンチ(の書き割り)が並ぶホームが一段高く用意されている。頭上には駅名標もあり、この区画だけプラレールの駅が現実に現われたかのような作り。背景にはリアルな町並みが描かれているため、実際に子供がホームに立つと、プラレールの世界に入り込んだような写真を撮ることができる。

 さらに京成立石駅では、列車接近メロディをプラレール公式ソングの「のりものGOGOパラダイス」に変更、構内アナウンスの一部をプラレールのキャラクター「てっちゃん」が担当する。

開業を祝って京成パンダとてっちゃんが駆けつけた
子供が中に入って記念撮影できる大きさ
駅名標は「けいせいたていし プラレール駅」
京成の路線図をプラレールで表現したコラボ展示

 今回の取り組みについて京成電鉄 計画管理部鉄道企画担当課長の深井貴幸氏は、創立100周年と誕生60周年という記念イヤーに何か一緒にできることはないかと模索するなかで生まれたアイディアであることを説明。また、同社の中期経営計画で「地域との共生」をテーマの一つに挙げており、東京都葛飾区内の2駅(京成立石駅と京成高砂駅)を含む京成の5駅と、葛飾区内8つの地域商店街が連携したスタンプラリーを7月13日から8月31日までの夏休み期間に実施、子供たちに楽しみながら葛飾を訪れてほしいとアピールした。

 スタンプラリーは、都内5駅(京成立石駅、京成高砂駅、京成上野駅、京成曳舟駅、千住大橋駅)のうち3駅分のスタンプを集めて、沿線の商店街で買い物をすると記念カードがもらえるもので、8種類ある記念カードをすべて揃えると絵柄がつながるという仕組みも用意している。また、5駅すべてのスタンプを集めると「コンプリート達成証」が手に入るほか、Wチャンスとして「京成電鉄宗吾車両基地キッズフェスタ参加券」「スカイライナープラレール」などが当たる抽選にも応募できる。詳細は特設サイトで確認していただきたい。

京成電鉄株式会社 計画管理部鉄道企画担当課長 深井貴幸氏
株式会社タカラトミー ベーシック事業部長 竹内俊介氏
東京都葛飾区 総務部広報課課長 吉本浩章氏

 このスタンプラリーに最適な記念乗車券も同じ期間(7月13日~8月31日)に数量限定で発売する。きっぷ自体は「下町日和きっぷ」の大人1枚と子供1枚とセットにしたものだが、きっぷの形状をプラレールの「1/2直線レール」(大人)と「1/4直線レール」(子供)の実物大にしたユニークなもので、表面にはおなじみの青いレールを描いている。価格は1部750円で、限定数は2000部。主管駅と京成立石駅で発売する。

「けいせいたていし プラレール駅」開業記念乗車券