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香港政府観光局、最新の「フォトジェニックな香港」を紹介。「#香港慎吾アート」はSNS日本語投稿で2位に
2019年5月16日 20:00
- 2019年5月16日 実施
香港政府観光局は5月16日、都内で説明会を開き、観光スポットなどアップデート情報を紹介した。
香港への直行便は西日本を中心に16都市・17空港で就航しており、日本から香港への渡航者数は一時落ち込んだものの、2018年は前年比4.7%増の128万人で、2010年の132万人に次ぐ記録となった。内訳として観光目的が71万人、MICE(Meeting、Incentive、Convention/Conference、Exhibition)目的が8.7万人でいずれも「過去最高」の数字だという。
プレゼンテーションはまず、「フォトジェニックな香港」を中心に展開された。イギリスから最初に入植が始まったエリア「OTC(オールド・タウン・セントラル)」は、西洋と東洋、新旧が混在する歴史を感じる街並みが特徴で、新しいギャラリーやストリートアートも次々に登場し、継続して重要な観光スポットとなっている。香取慎吾さんが手がけたストリートアートは相変わらずの人気で、ハッシュタグ「#香港慎吾アート」は香港関連のSNS日本語投稿で2位になったそう。
このエリアに2018年にオープンした「大館(Tai Kwun)」は、裁判所、警察署、牢獄などの施設だったものをリノベーションしたものであり、アートや歴史に触れられて、ショッピングやグルメも楽しめる観光スポットに大変身している。
Instagramで人気のスポットとして、「香港随一のおしゃれストリート:利東街」「カラフルな駅に注目が集まる:MTR」「香港の夜景:シンフォニー・オブ・ライツ」「虹色のマンション:彩虹邨」「ウォールアートが連なる:中環(セントラル)」を紹介したほか、かわいらしいデザインが特徴の「進化形飲茶」、麻雀牌を模したお菓子などのローカルフードもフォトジェニックだと紹介した。
これらは観光客にも有名なポピュラーなインスタスポットであり、地元の人たちはさらに貪欲にまだ知られていない映えスポットを開拓しているという。その一例として「西營盤(サイインプン)のストリートアート」「深水埗(シャムスイポー)のガーデンヒル」「大館のJCコンテンポラリーの階段」「1月にオープンした戯曲センター」「長洲島の離島ビーチ」を紹介。また、香港のスターバックスコーヒーは個性の強いテンポが多く、各店舗で提供するメニューやスーベニアグッズもオススメだという。
さらなる観光促進のために2019年1月1日からスタートしている「2019 日本香港観光年」(関連記事「『星級香港迷』に藤森慎吾さんが就任した『2019 日本香港観光年』キックオフイベント」)の施策としては、40軒以上のホテルで宿泊者にギフトやフルーツ、レストランの割引などを提供したり、アトラクション・モールでの割引・特典サービスなどを提供したりしていることを紹介。また、PMQでの優待特典クーポンブックを6月上旬から配布することを発表した。
そのほか暑い香港の夏を楽しむさまざまなイベント、そして秋には夜景と食事とアルコールを堪能する「香港ワイン&ダイン フェスティバル」などが予定されており、香港政府観光局のWebサイトやSNSで最新情報を確認してほしいと紹介した。