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JALのハンドベル隊「ベルスター2018」がラストステージ。誕生25周年の次期メンバーへエールも

2018年12月24日 開催

グランドニッコー東京 台場にてラストステージに立つJALベルスター2018のメンバー

 JAL(日本航空)の若手CA(客室乗務員)によるハンドベル隊「JALベルスター2018」は12月24日、グランドニッコー東京 台場において最後のステージを披露した。

 この日は羽田空港で開催された同社のクリスマスイベントにも参加。今年は「シェア オブ ハピネス」をテーマに、全員が幸せな時間を送れるようにと、「All I want for X'mas is you」や「We wish a Merry Christmas」といったクリスマスソングに加え、AIの「ハピネス」などを演奏した(関連記事「JAL、羽田のクリスマスイベントに『JALベルスター2018』『JAL空飛ぶ合唱団』が登場。現役CA・パイロットが演奏披露」)。

演奏曲リスト

素敵なホリデイ
I will be there with you
All I want for X'mas is you
White Christmas
We wish a Merry Christmas
JOY TO THE WORLD
ディズニーメドレー
ありがとう
ハピネス

White Christmas
We wish a Merry Christmas
ディズニーメドレー
ハピネス

 例年どおり10月にメンバーが決定し、フライトの合間に8回の合同練習を重ねて12月のクリスマスシーズンを迎えた。公演は12月1日に行なわれた函館を皮切りに、福井、札幌、羽田、お台場にて全16ステージを披露。最初のステージは雪の降るなか、メンバーは緊張でガチガチだったそうだが、最後はお台場にあるグランドニッコー東京 台場で伸び伸びとした演奏を披露し、集まった大勢の観客から大きな拍手を送られていた。

 今年も楽器演奏の経験があるスタッフが選ばれたが、ハンドベルは1つで1つの音しか鳴らせないので、メロディラインを演奏するにしても複数人で1音1音を担当して次々にリレーしなければならず、ほかの楽器と勝手が違う。アイコンタクトで美しい音色を重ね、ときには失敗を全員でフォローするなど、抜群のチームワークで多くの公演を成功させた。

クリスマスイブということもあり、曲の合間には「1224便」で機内アナウンス。機長はもちろん、サンタクロース
ハンドベルは単音しか持たないので、一人一人がいくつかの鍵盤というイメージ。演奏の出来はチームワークにかかっている
曲の合間には次の曲に使うハンドベルが手元にあるか確認
アイコンタクトでタイミングを計って演奏開始
息の合った素晴らしい演奏で観客席からは盛大な拍手が送られる。最後はアンコールに応えて、再度「ハピネス」を演奏した

 JALベルスター2018は今回で解散となるが、来年のベルスター2019ではこのメンバーのなかから誰か1人がリーダーとして引き継ぎ、新しいJALベルスターが誕生する。今年は平成最後という節目だったが、2019年はベルスター25周年という記念すべき年で、リーダーの岸上さんは「毎年楽しみにしてくださっている方も多いので、来年の節目にも何か新しいことなどを皆でやっていただければうれしいです」と、次のリーダーにエールを送っていた。心温まる演奏を期待して、来年も12月を楽しみに待ちたい。