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スターフライヤー、「名古屋~台北線 就航記念レセプション」。「名古屋のお客さまのためにできたダイヤです」と利便性をアピール

10月28日に初便がセントレアから台北へ

2018年10月28日 初便就航

株式会社スターフライヤー 代表取締役社長 執行役員 松石禎己氏

 スターフライヤーは10月28日、国際定期便路線としてセントレア(中部国際空港)~台北・桃園国際空港線、北九州空港~桃園線を就航する。それに先立つ26日、愛知県名古屋市内のホテルにおいて「名古屋~台北線 就航記念レセプション」を開催した。

 このレセプションには、愛知県、名古屋市の行政担当者、県内の旅行代理店などが参加。明後日に迫った新たな国際定期便の開設を祝った。

 あいさつに立った、スターフライヤー 代表取締役社長 執行役員 松石禎己氏は、スターフライヤーの航空会社としての特徴を語るとともに、セントレア~台北線のダイヤについて説明。運航スケジュールは曜日によって異なるものの、セントレア→台北は8時台に出発して11時ごろ到着し、台北→セントレア線は18時30分に出発して22時10分に到着する。松石社長によるとこのダイヤは、セントレア→台北→北九州→台北→セントレアという形で同じ機材を効率よく運用するもので、朝出て夜帰って来ることができることから「まさに、名古屋のお客さまのためにできたダイヤです」と、その利便性をアピールした。

セントレア→台北→北九州→台北→セントレアと運航することで、10月28日に2路路線を開設するスターフライヤー
セントレア~台北線のダイヤ。中京圏在住者にとって便利なダイヤとなっている

 来賓としてあいさつに立った愛知県副知事 石原君雄氏、名古屋市副市長 廣澤一郎氏は、いずれもこのスターフライヤー便に高い期待をよせる。また、現在インバウンド(訪日旅行客)が増えたことにより、台湾から日本に向かう人が約450万人以上となったのに対し、日本から台湾に向かう人は約190万人程度と台湾からのほうが多くなっている。日本の航空会社が台湾路線に就航することで、互いの国の行き来が増えることにも期待を寄せた。

 また、愛知県など中京地区は、日本の観光地として最初に選ばれるところではなく、東京や京都、大阪の次の観光地になっていると紹介。そういう意味で新規就航は日本観光のリピーター増加にもつながるとし、愛知と台湾を結ぶスターフライヤーの就航を歓迎した。

愛知県副知事 石原君雄氏
名古屋市副市長 廣澤一郎氏

 乾杯のあいさつは、中部国際空港 代表取締役社長 友添雅直氏。友添氏はスターフライヤーとの縁について紹介。友添氏は福岡出身とのことで、スターフライヤーに乗る機会も多くあり、いつもその高品質なサービスには感心しているという。また、「自分自身、福岡から出て、若いころ福岡と東京で鍛えられ、今は中部・名古屋に根をはって仕事をしている」と語り、同様に成長を続けるスターフライヤーにエールを贈るとともに、「中部から国際線を飛ばしていただけることに感謝します」とお礼を述べ、乾杯の発声を行なった。

乾杯のあいさつは、中部国際空港株式会社 代表取締役社長 友添雅直氏

 セントレアから台湾に向かってスターフライヤーの初便が飛ぶのは10月28日。伸び続けるインバウンド需要を加速するともに、中部地区からのアウトバウンド需要掘り起こしの期待も背負った路線になる。