東京メトロ、銀座線 青山一丁目駅/外苑前駅のデザイン決定。完成は2020年

銀座線 青山一丁目駅と外苑前駅の新デザインが決定した

　東京メトロ（東京地下鉄）は、開業90周年を迎えた銀座線の全駅リニューアル工事を行なっているが、10月3日、銀座線のトレンドエリアである青山一丁目駅と外苑前駅の新デザインが決定したことを発表した。10月に着工し、2020年に完成予定。

　今回の2駅は、2016年9月～2017年2月にかけて実施した銀座線デザインコンペ入賞作品のアイディアや想いを活かしながらコンセプトを設定したという。

　青山一丁目駅のデザインコンセプトは「優雅な街並み」。桜並木や気品ある街並みをモチーフとしたデザインを取り入れることで、優雅さが感じられる空間を演出している。

銀座線 青山一丁目駅改札口（北青山方面改札）

ホームの床はタイルの組み合わせによって石畳を表現

　改札口（北青山方面改札）は、シンプルな仕上げをべースとしながらも天井仕上げに桜の木目調の素材を採用する。また、ホームの床はタイルの組み合わせによって石畳を表現。柱は桜の木肌を模した艶のあるデザインとした。

　外苑前駅は、銀杏並木など多くの自然に囲まれた競技場や観光スポットを有するところから「スポーツの杜」をコンセプトに設定。

銀座線 外苑前駅改札口（神宮球場方面改札）

ホーム内の柱は銀杏並木を表現している

　改札口（神宮球場方面）は、トラックをモチーフとした天井のラインを施しスポーツの軽やかさを演出。ホームは、神宮球場出口側の壁面には杜の競技場のファサードをイメージした木目調素材、銀杏並木出口側の壁面には銀杏をかたどった意匠の素材、床にはグラウンドをイメージした土肌調のタイルを採用する。また、ホーム内の柱は銀杏並木を表現しているという。