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「東急ステイ博多」が6月26日に開業。全室に洗濯乾燥機と電子レンジを設置、長期滞在に対応
2018年6月22日 12:07
- 2018年6月26日 開業
東急不動産ホールディングスグループの東急ステイサービスは、6月26日に「東急ステイ博多」を開業する。
JR博多駅 筑紫口から徒歩8分という立地に、1泊から長期滞在まで対応するスタイルが特徴である東急ステイが、九州ではじめて誕生する。その開業に先んじて、メディア向けの発表内覧会が行なわれた。
九州初出店は福岡・博多。ビジネスだけでなくレジャー目的での長期滞在のニーズが増加
「東急ステイ博多」の内覧発表会は、東急ステイサービス 代表取締役社長の小先文三氏のあいさつからスタート。
小先氏は、「東急ステイ博多は、九州ではじめての店舗でございます。これまで東急ステイは東京の中心部に展開しておりましたが、2017年11月の京都(東急ステイ京都両替町通)、この4月に札幌(東急ステイ札幌)と、東京以外の主要都市に展開をはじめまして、今回、博多店をオープンするにいたりました。
東急ステイがほかのホテルと違う特徴は大きく3つあります。まず広めの室内、ゆったりとしたバスルーム、そして安心できるセキュリティ。さらに、部屋に洗濯乾燥機、そして電子レンジ、ミニキッチンがあることです。長期滞在の方にご利用いただいているほかに、急な出張や残業で家に帰宅することができなくなったビジネスマンの衣類の洗濯、小さなお子さまの離乳食、また海外の方が自国の料理を作られるときなど、さまざまなシーンでこれらの設備が重宝されています。
2015年に東京でオープンしました新宿店と銀座店では、レジャーの方に多くお越しいただいております。広い客室、充実した設備、駅前立地、もともと長期滞在のビジネス利用の方向けでしたが、レジャー目的の方にも評価されはじめていることを感じております。現在では7割以上の方がレジャーのお客さまです。外国のお客さまの比率も同様に高くなっております。外国のお客さまのリピーターも多く、『次は荷物を減らして来ます』とのお声もいただいております。
福岡県全体の宿泊者数の推移ですが、2017年度で前年比20%増となっています。さらに日本人のお客さまですが、全国では減っていますが福岡では増えております。アジアの玄関口である福岡、当然海外の方が多く見えますが、それに合わせて日本人の方も多くお見えになられているようです。これはビジネスとレジャー両方です。この両方のニーズに喜んでいただける商品をご用意していきたいと思っております。
海外のお客さまに向けて、博多店では英語対応スタッフの配属、またこちらでも採用予定です。博多は韓国のお客さまが多いということで、そちらにも対応できるスタッフがおります。さらに60カ国対応の音声翻訳機『ポケトーク』をフロントに設置します」と、東急ステイの特徴と、福岡に出店するにあたり行なった分析の説明があった。
共通コンセプトをベースとしつつ、地域性に合わせた博多店独自の特徴
続いて、東急ステイ博多店ならではの特徴についても説明があった。コンセプトを「Impressive&Sensuous STAY」。「印象的かつ感覚的な滞在を提供していく」として、博多が小売業がメインに発展した街であり、独自のスタイルとセンス、粋な雰囲気を楽しんでもらいたいという願いが込められている。
すべての部屋に、洗濯乾燥機と電子レンジを設置、レジデンシャルタイプの部屋にはミニキッチンが配置されている。フロア構成は、11階建ての2~11階が客室フロア、1階がフロントとレストランとなっている。部屋数は216室。ダブルの部屋が3タイプ、ツインが2タイプ、ユニバーサルタイプの部屋が1タイプと、合計6種類の部屋が用意されている。
127室を占めるモデレートダブル(18m2)は、ビジネス利用に最適な規模となっているが、ベッド幅を1600mmと広めにとり、レジャー利用や2名利用にも対応。レジデンシャルダブル(19m2)は、ミニキッチンを装備し、企業の長期研修などに最適。
そして、ツインに関しては、レジャー向けに余裕のある部屋面積が確保されており、レジデンシャルツイン(24m2)は共通装備にプラスして、浴室も広めの設計となっている。