JR西日本、2020年春運行予定「新たな長距離列車」の車内デザイン公開

2020年春の運行開始に向け準備を進める「新たな長距離列車」の車内デザインを公開した

　JR西日本（西日本旅客鉄道）は5月23日、「JR西日本グループ中期経営計画2022」の一環として2020年春の運行開始に向け準備を進める「新たな長距離列車」の車内デザインを公開した。

　使用車両は117系の6両1編成で、「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに1両ごとに異なる座席タイプを配置する。座席は全席指定席、定員は90名程度。運行エリアは京阪神～山陰方面や京阪神～山陽方面など、臨時列車として複数の区間を運行する予定としている。

　6両編成のうち、1号車は1列＋1列シートのグリーン車、2号車はフルフラットシート、2列＋2列シートを配置した普通車で、女性更衣室や専用トイレを設置した女性専用車となる。3号車はコンパートメント型の2列＋2列シートを配置した普通車、4号車はフリースペース、5号車はフルフラットシートを採用した普通車で、車椅子対応座席や多機能トイレを配置、6号車はグリーン個室となっている。

全体の車内仕様

グリーン座席（1号車）

フルフラットシート、2列＋2列シートを配置。女性更衣室や女性専用トイレも設置する（2号車）

ファミリーやグループで利用できるコンパートメント（3号車）

テーブルや着席スペースを複数設置するフリースペース（4号車）

横になりくつろげるフルフラットシートや車椅子対応座席、多機能トイレを設置（5号車）

グリーン個室を5室配置する。うち1室1名用の個室となる（6号車）