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日本トランスオーシャン航空のアムラー社員が作った安室ちゃんジェット初便に乗って福岡へ。ポストカード配布や機内プログラムも予定

安室奈美恵さんと一緒に飛べるシートは23A~25A、25K~27K

2018年5月14日 就航

JTAはアムラー世代の女性社員が中心になって企画したAMURO JETを就航。その初便に搭乗した

 JTA(日本トランスオーシャン航空)は5月14日、歌手の安室奈美恵さんを機体に描いた特別塗装機「AMURO JET」を就航した(関連記事「日本トランスオーシャン航空、安室奈美恵とのタイアップ機「AMURO JET」除幕式」)。

 その初便、那覇(15時10分)発~福岡(16時55分)着のJTA058便に搭乗したので、その模様をお伝えしたい。機材はボーイング 737-800型機(登録記号:JA07RK)で、JTAにとっての737-800型機の7号機。JTAによれば、3月に受領、Wi-Fi改修などを経て投入されたが、AMURO JETのために一旦格納庫へ戻し、機体にデザインを施したという。

 機体後方にはCA(客室乗務員)風の衣装を身に着けた安室さんが青空を背景に大きく描かれており、その下には「Thanks Namie」「AMURO JET」の文字が。また、搭乗に使われる左前方(L1)のドア横にも同じ写真が使われているが、こちらは安室さんによる「Namie 25th」のサインをデザイン化してある。この取り組みは「引退する安室さんに感謝の気持ちを表わしたい」と、同社の30代の女性スタッフ(アムラー世代)が中心に発案、実現したもので、経緯については前述の記事をご覧いただきたい。

除幕式には企画に携わった女性社員も出席
本プロジェクトのためのTシャツも
機体の両面にデザインを施している
よく見ると機体下部にもAMURO JETの文字が
機内は特製のヘッドレストカバーを用意

 初便のJTA058便は那覇空港の26番ゲートから出発した。記者が保安検査を通過したときにはすでにスポットに駐機していたが、気付いていない人も多かったようで、ゲート前で「これがAMURO JETの初便」である旨がアナウンスされ、「25番ゲート付近から撮影できる」と聞くと、特に女性客がスマートフォン片手に撮影に向かっていた。

 搭乗口では特別な装飾などは施されていなかったが、搭乗橋を渡ってドア前までくると、安室さんの写真がお出迎え。機内はAMURO JET限定のヘッドレストカバーが用意されており、5月下旬からはオリジナルポストカードの配布を行なう。また、7月1日からは機内のビデオ/オーディオプログラムで安室さんの特集を放送する予定で、AMURO JETのモデルプレーンも7月発売予定だ。

 機材でも改めてAMURO JET初便であることをアナウンス。JTA058便は滑走路の混雑で離陸までやや時間がかかり、福岡へは10分ほど遅れて到着。福岡空港の展望デッキではAMURO JETを待ち構える女性客もおり、着陸時には歓声が上がったという。

那覇空港で駐機するAMURO JET
搭乗時に気付いた人もいたようだ
AMURO JETが福岡空港にやってきた
着陸時の様子を機内から
福岡空港で駐機するAMURO JET。このあと那覇行きのJTA063便となって再び沖縄へ向かった

 なお、AMURO JETの運航状況はJTAのWebサイトに掲載されている。狙って乗りたい、という人は事前に確認しておくとよいだろう。また、サイトでは「どの窓がデザインのどの部分に当たるか」が分かる図も掲載している。「安室さんと一つになって飛びたい!」なら、座席は「23A」「24A」「25A」ないし「25K」「26K」「27K」がお勧めだ。