ニュース
クロアチア/スロヴェニア政府観光局、両国の魅力をアピールする観光セミナーを実施
世界遺産/無形文化遺産豊富なクロアチアと温泉大国スロヴェニア
2018年2月28日 14:24
- 2018年2月15日 実施
クロアチアとスロヴェニアの両政府観光局は2月15日、都内ホテルで「クロアチア&スロベニア観光セミナー/商談会2018」を開催した。当日は両国の公使・大使が臨席して開会のあいさつを行なったほか、商談会では集まった旅行業者と現地観光局などによる活発なやり取りが見られた。
セミナー冒頭、スロヴェニア共和国 公使参事官のマティアシュ・インゴリッチュ氏は、スロヴェニアについて「1991年に独立したばかりの若い国」と紹介し、温泉大国であり、緑に囲まれた国であり、名前に「LOVE」の入った国(S“love”nia)であるとアピールした。続いて登壇したクロアチア共和国 大使のドラジェン・フラスティッチ氏は「クロアチアは世界でも有数の美しく安全な国です。ザグレブやドゥブロヴニクなどのほかにも多くの美しい場所があり、親切な人々に出会えます」として、まだ知られてない魅力が詰まっていると述べた。
クロアチアのプレゼンを行なったのは、流暢な関西弁が印象的だったクロアチア出身のエレナ・ヤマサキ氏。基本的な情報としてクロアチアは「(アドリア海を挟んで)イタリアの反対側にある」「クロアチア語が母国語」「450万くらいの人口」「通貨はクローナ」であると説明。地図で見ると小さく思えるが、幅広い経験ができる「大きくて小さな国」と紹介した。
ほとんどの街はアドリア海に面しており、たくさんの国立公園があり、物価が安い。14の世界無形文化遺産が登録されていて、これは日本、中国、韓国の次はクロアチアで、世界第4位であるとのこと。また、「イメージがないかもしれないが、クロアチアはワイン醸造が盛んで、イタリアやフランスより早く、2000年前からの歴史がある」そうで、ワインセラーを巡ると、さまざまな地元のブドウ品種を楽しめるという。
続いてスロヴェニア出身のウナ・ソフティッチ氏が登壇、「スロヴェニアはベニス、ウィーン、ブタペストに囲まれた小さな国で、環境省によると世界で5番目に自然豊かな国」と紹介した。スロヴェニアは国土の60%が森に囲まれ、多くの自然公園があり、なかでもジュリア・アルプス山脈の頂上にあるトリグラウ国立公園が知られている。
また、水資源が豊かな国でどこにいても湖や川、滝に出会うことができ、美味しいミネラルウォーターを味わえる。意外にも温泉大国であり、豊富な天然温泉で心身ともに癒されるのがスロヴェニア、とソフティッチ氏。「国名に『LOVE』を持つ唯一の国で、皆さんが恋に落ちるようなおもてなしを受けられると思います」と締めくくった。