【イベントレポート】

【ツーリズムEXPO 2017】ヨーロッパの国々が最新の観光情報を紹介。セミナーやプレゼント、撮影コーナーなどを用意

2017年9月21日~24日 開催

東1ホールの奥にヨーロッパの国々のブースが展開され、各地域の魅力をアピールしている

 9月21日~24日(一般日は23日~24日)に東京・有明の東京ビッグサイトで開催しているツーリズムEXPOジャパン2017では、東1ホールの奥にヨーロッパの国々のブースが展開され、それぞれの地域の最新観光情報を精力的に紹介している。

 本稿では、そのヨーロッパコーナーから注目のブースを取り上げ、展示内容などを紹介する。

バルト三国ブース

 エストニア、ラトビア、リトアニアのいわゆるバルト三国は共同でブースを出展。2018年はバルト三国が建国100周年の記念の年で、さまざまな行事が予定されているそうで、それぞれの観光局が各国の見どころを詳しく紹介している。このほか、伝統工芸品のペンダントを作る体験コーナーや、伝統的な装飾品や衣装を身に着けて写真を撮影できるコーナーを用意。

 また、ブース裏にはセミナーコーナーを用意し、連日さまざまなイベントを実施予定。なかでも、エストニア出身の元大関、把瑠都さんのトークショーが9月23日と24日に開催される。

バルト三国ブースでは、エストニア、ラトビア、リトアニアの観光名所を紹介
バルト三国は2018年に建国100周年を迎えるため、各国が観光名所を詳しく紹介
ラトビアには100以上の県があり、それぞれに異なる民族衣装があるという。その民族衣装を着たスタッフが迎えてくれる
各国の観光パンフレットや地図なども配布。もちろん日本語のパンフレットも用意されている
ラトビアの伝統工芸品の制作体験コーナーを用意
民族衣装やアクセサリーを試着できるコーナーもある
各国の伝統的なお菓子も用意され、試食も可能だ
ブース裏に用意されているセミナーコーナーでは、連日さまざまなイベントを開催予定
元大関の把瑠都さんのトークショーや伝統楽器演奏、合唱団のコーラスなどを実施予定

ヨーロッパスクエア

 ヨーロッパスクエアでは、ヨーロッパ各地域の国や団体などが、各種セミナーを開催予定。観光局などが、エリアの魅力や旅のヒントを詳しく紹介する。

ヨーロッパスクエアのステージではセミナーを開催。ヨーロッパ各国がそれぞれの魅力を詳しく紹介する
ヨーロッパスクエアのセミナー開催スケジュール

フランスブース

 フランスブースは、セミナーを中心とした構成。セミナーでは、連日フランスの観光地を詳しく紹介する予定だ。そして、セミナーの各回先着40名に特別デザインのエビアンがプレゼントされるとともに、各回1名に「ダイナースクラブ フランスレストランウィーク2017」の招待券がプレゼントされる。

 このほか、ブースを取り囲むように各地の名所を写真で紹介しつつ、エッフェル塔付近の写真を背景としたフォトコーナーも用意。ここで撮影してSNSに投稿すると、先着150名に2017年フランス観光親善大使として活躍してるリカちゃんの限定ピンバッジがもらえる。数に限りがあるので、早めに訪れることをお勧めする。

フランスブースでは、フランスの名所などを詳しく紹介するセミナーの開催が中心
ブース内のセミナーコーナーで、連日フランスの観光名所などの見どころを解説
9月23日と24日にセミナーは全部で13回開催。各回先着40名には特別デザインボトルのエビアンが、また各回1名にレストランでディナーを楽しめる「ダイナースクラブ フランスレストランウィーク2017」招待券をプレゼント
ブース側面では、フランスの観光名所を写真で紹介
エッフェル塔をバックに写真を撮影できるフォトコーナー
フォトコーナーで撮影した写真をSNSに投稿すると、毎日先着150名にリカちゃんの限定ピンバッジをプレゼント

イタリアブース

 イタリアブースでは、トスカーナやミラノ、ボローニャなど、日本でもおなじみの地域や都市がブースを用意して、各地の魅力を紹介している。それぞれの都市の観光局による、現地の詳しい最新情報を教えてもらえるため、イタリア旅行を計画しているなら足を運んでおきたい。

 併設されているアリタリア航空のブースでは、アリタリア航空のオリジナルグッズがプレゼントされる予定。プレゼントの方法は当日発表するそうなので、興味のある人はブースでチェックしてみよう。

イタリアブースでは人気都市の観光局が集い、各地の魅力や最新情報を紹介
おなじみの都市を中心に、観光情報を用意。気さくなスタッフばかりなので、気軽に訪れてもらいたい
イタリアの首都ローマに次ぐイタリア2位の大都市ミラノ。ファッションの街としても有名だが、それ以外にも見どころ満載だ
トスカーナは、フィレンツェやピサなどがある地域。古代ローマ時代の文化遺産も多くあり、見どころ満載だ
イタリア中部のボローニャは、中世の趣を今に残す歴史あふれる都市。美しい景観だけでなく芸術の街としても魅力がある
アリタリア航空コーナーでは、アリタリア航空グッズをプレゼントする予定とのことだ

スペインブース

 スペインブースでは、スペイン各地の観光局やツアー会社がブースを連ね、最新情報を提供。各地域のブース後方には、その地域の地図とともに、見どころが写真で紹介されている。また、ブース内部には、バルセロナの観光名所、グエル公園などの撮影ブースが置かれ、記念撮影も可能となっている。このほか、ヨーロッパスクエアにおいて連日セミナーも開催予定。スペインの最新観光情報が詳しく解説されるので、興味のある人はそちらにも足を運んでみてもらいたい。

スペインブース。ブースを囲むように各地観光局やツアー会社が見どころを紹介している
有名な都市からあまり馴染みのない地方まで、多くの観光局が最新情報を説明してくれる
観光局ブースの後方には、その地域の地図とともに、観光名所を写真で紹介
ブース中央には撮影コーナーを用意。グエル公園などの写真をバックに記念撮影できる

トルコブース

 トルコブースでは、トルコ各地の観光名所を紹介するとともに、来場者向けに連日イベントを開催予定。イベントでは、トルコの伝統楽器を使ったミニコンサートや、トルコ伝統手芸の体験ワークショップなどを予定。

 日本でもおなじみの伸びるアイスクリーム、「ドンドゥルマ」も振る舞われる予定だ。ドンドゥルマは1回につき100食限定で、9月23日は6回、24日は5回開催。それぞれ開催に合わせて整理券を配布するとのことなので、トルコブースに足を運んで確認してもらいたい。

トルコブースでは、トルコ各地の観光名所を紹介するとともに、連日各種イベントを実施する
トルコ各地の観光局やツアー会社が、トルコの観光地を詳しく紹介
観光地をVRヘッドセットで臨場感たっぷりに体験できるコーナーもある
ターキッシュエアラインズコーナーもあり、ツアー情報などが紹介されている

ポーランドブース

 ポーランドブースでは、首都のワルシャワ市やポズナン市、グダンスク・ポモルスキェ地方の観光局が、パンフレットを用意するとともにそれぞれの見どころを詳しく紹介している。それも、日本語のできるスタッフが常に対応してくれるので、安心して詳しく話を聞けるのが嬉しい。

 このほか、ポーランドの伝統工芸品や陶器、室内履きなどを販売している。

ポーランドブースでは、首都ワルシャワをはじめとした観光地を案内
ワルシャワ市のコーナーでは、ワルシャワの観光名所を案内するとともに、ツアーも紹介している
こちらは、ポズナン市と、グダンスク・ポモルスキェ地方の案内コーナー。日本語で詳しく説明してくれる
日本語のパンフレットや地図も用意している
ポーランドの伝統工芸品をブースで販売
日本でも人気の陶器、ポーリッシュポタリーも販売している
温かそうな室内履き

ロシア・モスクワブース

 ロシアブースでは、ロシアの多くの都市が集まり、それぞれの観光地や見どころを紹介。同じくモスクワブースでも、モスクワの見どころを詳しく紹介している。特にモスクワでは、2018年にサッカーのFIFAワールドカップが開催されるとあって、それに向けて力の入った展示となっている。

 ロシアの観光ツアーや、ビザ取得についての説明も受けられるので、ロシア・モスクワに行ってみたいと思っている人には、生の情報を多く得られるチャンスだ。

ロシアブースでは、サハリンやカムチャツカなどの観光名所などを詳しく紹介。ツアーの詳細やビザ取得などの情報も教えてもらえる
モスクワブースでは、モスクワの見どころを写真やパンフレットで紹介している

クロアチアブース

 クロアチアブースでは、一般来場者向けのイベントは特に予定していないが、クロアチアで最も人気のある都市ザグレブや、アドリア海沿岸の都市ドゥブロヴニク、シベニクといった人気観光都市の魅力を紹介。

 日本語のパンフレットや地図などを配布するとともに、各都市の魅力や、渡航情報などを現地スタッフに詳しく教えてもらえる。

クロアチアブースでは、クロアチアの人気都市が集まり魅力を紹介
クロアチアの各都市の世界遺産や見どころを紹介。日本語を話せるスタッフもいる
ドゥブロヴニクの城壁都市の写真は必見だ
日本語のガイドブックや地図なども配布している

マルタ観光局ブース

 マルタ観光局ブースでは、マルタの観光地やツアー情報などを紹介。一般来場者向けイベントは予定していないが、観光地情報などを詳しく解説してもらえる。近年では、日本からの観光客が大幅に増えているそうだが、ヨーロッパ各国への移動がしやすく、物価も安いために、マルタを拠点としてヨーロッパ各国を観光してもらうにも最適だという。ブースでは、マルタ騎士団が実際に着用していた衣装が展示されており、一緒に写真を撮ることも可能だ。

マルタ観光局ブース。マルタの観光案内やツアー情報などを詳しく紹介
マルタの観光や渡航方法など、さまざまな相談に乗ってもらえる
近年は日本からマルタへの留学が増えているそうで、留学に関する案内も用意
観光地などの情報が日本語で詳しく書かれたパンフレットも用意されている
マルタ騎士団が実際に着用している衣装も展示。一緒に写真を撮ることも可能だ