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JAL、全国から集まった8035枚の願い札と特大絵馬を太宰府天満宮に奉納

2018年で22回目。JALスタッフが合格祈願

2018年2月16日 実施

JALが福岡空港に設置した受験生向けの特大絵馬と、全国から集まった願い札を太宰府天満宮に奉納した

 JAL(日本航空)は受験生応援企画として、2017年12月22日から福岡空港に願い札を掛けられる特大絵馬を設置。2018年2月9日までの50日間、合格祈願などを書き込んだ願い札を受け付けていた。

 その特大絵馬を2月16日に福岡県の太宰府天満宮に奉納した。この企画は1996年から始まり今回で22回目となる。

観光客で賑わう太宰府天満宮の楼門
福岡空港国内線チェックインカウンター前に設置されていた特大絵馬。大きさはタテが120cmでヨコが180cm
三方(さんぼう)に乗せられた願い札

 願い札の企画は福岡空港をはじめ、新千歳(札幌)、仙台、高知、那覇、久米島、宮古、石垣、与那国、南大東、多良間の計11空港で実施されていた。これらから8035枚の願い札が集まり「学問・至誠の神様」として名高い太宰府天満宮に奉納された。

 奉納式は、式に参列するJALスタッフが、願い札が掛けられた特大絵馬と、願い札が乗せられた三方(さんぼう)を持ち、社務所をスタートするところから。境内に入り楼門をくぐり、本殿の前でJALのグランドスタッフが神職に三方を手渡す。願い札が乗せられた三方は、無事、本殿内の祭壇に納められた。

JALスタッフ一行は神職に導かれて境内を進む
グラウンドスタッフの後ろには特大絵馬を抱えたスタッフ
2名のJALのグラウンドスタッフが神職に願い札を手渡す
無事、祭壇に納められた

 続く、本殿内での奉納式は、JALスタッフと3名の神職によって進められた。修祓(しゅばつ)の儀、鈴祓いの儀、玉串拝礼の順で行なわれ奉納式が終了した。

特大絵馬も祭壇前に収められた
本殿内に着席したJALスタッフ
奉納式の最初に一同一礼
修祓の儀
鈴祓いの儀
日本航空 九州地区総務部グループ長 遠山忠輝氏が代表して玉串拝礼を行なった
二礼二拍手一礼
奉納式に参列したJALスタッフ

 奉納式終了後、JALの福岡空港所属のグランドスタッフである田村沙也香氏に話を聞くと、「思いが込められた願い札の1枚1枚に重みを感じながら、ここに来ることができない方の分まで奉納させていただきました。受験生ご本人だけでなくサポートするご家族のお気持ちも感じながら、JALがお手伝いさせていただけたと思うと、私たちもうれしく思います」と役目を終えた気持ちを語ってくれた。

 ちなみに、JALの福岡空港国内線チェックインカウンターでは、2月下旬までJAL便を利用する受験生を対象とし、空港スタッフ手製の合格祈願のお守りを配布している。お守りの中には、「日本一早く咲く」沖縄の琉球寒緋桜の押し花が封入されている。

JAL福岡空港のグラウンドスタッフである田村沙也香氏(左)と姜志旋(ガン ジソン)氏(右)