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スペイン・イベリア航空、成田～マドリード・バラハス線を増便
2018年10月の冬ダイヤから週5往復に
2017年10月18日 18:36
- 2017年10月18日 発表
スペインの航空会社であるイベリア航空は10月18日に都内で会見を開き、成田国際空港～マドリード・バラハス空港（アドルフォ・スアレス・マドリード＝バラハス空港）線の増便を発表した。
2016年10月18日に週3往復（6便）で就航してから1周年となることを記念した発表で、2018年10月の冬ダイヤから週5往復（10便）となる。使用機材はエアバス A330-200型機で、ビジネスクラスが19席、エコノミークラスが269席の計288席。この増便により、約6万2000シートのキャパシティ増になるとしている。
イベリア航空の成田～バラハス線（2018年10月20日の冬ダイヤから）
IB6800便：成田（11時30分）発～マドリード（18時45分）着 ※冬ダイヤでは17時45分着、月・水・金・土・日曜運航
IB6801便：マドリード（13時05分）発～成田（翌09時15分）着 ※冬ダイヤでは12時05分発、火・木・金・土・日曜運航
会見ではイベリア航空 欧州・中東・アフリカ（EMEA）・アジア地域営業責任者のセリア・ムニョス氏が、成田～マドリード線について説明した。
航空産業の格付け会社であるイギリスのSKYTRAX（スカイトラックス）社による「World Airline Awards」において、イベリア航空が定時到着率世界1位に評価されたこと、「4スター」を獲得していることを紹介。
成田～マドリード線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラスとなっており、ビジネスクラスでは全長2mのフルフラットベッドになるシート、15.4インチのシートモニターで楽しむ豊富な機内エンタテイメントプログラムを、エコノミークラスでは調整可能なヘッドレストや、9インチのシートモニターながらビジネスクラスと同等の機内エンタテイメントプログラムを楽しめることを特徴に挙げた。
機内エンタテイメントプログラムでは、67タイトルの映画が用意され、そのうち32タイトルの映画は日本語字幕か吹き替えに対応している。
機内食ではスペインの郷土料理と日本料理から選ぶことができ、飲み物にはスペインワインに加えビジネスクラスでは日本酒の用意もあるそうで、この1年間で240本の日本酒が消費されたという。
2016年10月18日の就航からを振り返ると、1年間で約9万シートを提供。その内訳は日本からの乗客が約55％、スペインからの乗客が30％、それ以外がイギリス、ドイツ、フランス、イタリアなどの乗客で占められる。
マドリード経由でスペイン国内22の地域、欧州など24の地域、ラテンアメリカ18の地域へ接続でき、「この直行便により日本とスペインや欧州などへの行き来をさらに手軽で容易なものにできたと革新しています」と述べた。
また、機内誌「RONDA」で3回、ビジネスクラスの機内誌「Excelente」で2回、日本の都市を紹介する記事を掲載。また、所有機材の1機の愛称を「Tokio（トキオ）」と名付けていることを紹介。「こうして私たちは日本とスペインを近付ける役割を担っており、それを誇りに思っています」とプレゼンテーションを締めくくった。
プレゼンテーション後の質疑応答で、欧州のテロやカタルーニャ州の独立問題が日本～スペイン路線に影響がないかという質問があったが、2017年上半期に日本を訪れたスペイン人観光客は前年同期比で9.1％増の6万5500人、1月～8月にスペインを訪れた日本人観光客は3.2％増の29万9000人であり、今回増便の判断をしたことが、問題がないことを表わしているのではと答えた。
