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バニラエア、新しいタグライン「Creating New Sky Experience.」公開

1号機(JA01VA)にペイント。順次すべての機体へ

2017年5月24日 公開

CA(客室乗務員)と新タグラインが掲げられた1号機

 バニラエアは、同社の理念を表わす新しいタグライン「Creating New Sky Experience.」を定め、すでに4月下旬から同社の1号機(登録記号:JA01VA)にペイントして運航しているが、5月24日に成田空港で改めて報道関係者向けの説明会を開き、機体を報道公開した。

バニラ・エア株式会社 取締役 副社長 山室美緒子氏

 説明会ではバニラ・エア株式会社 取締役副社長 山室美緒子氏が登壇。山室氏はANA(全日本空輸)の成田空港支店 客室部 客室乗務課所属のCA(客室乗務員)として入社したのち、顧客マーケティング部やスターアライアンスの本部(ドイツ・フランクフルト)、商品戦略チーム、ANAセールスなどを経て、2016年4月にバニラエアへ出向、同6月から現職という経歴の持ち主。山室氏が最初に着手したのが、今回の新しいタグラインの検討だったという。

 タグラインの決定にあたり、山室氏は商品開発部 部長 小島一哲氏と商品開発部 兼 企画部 経営戦略グループ ブランド・コミュニケーション アートディレクター 山﨑彩氏の3人で事務局を立ち上げ、1年かけて準備を進めてきた。「Creating New Sky Experience.」という文言には、同社が「これから将来に向けて、顧客へ提供するサービスと約束、価値が込められている」と述べた。

同社が掲げる経営理念、経営ビジョン、行動指針が新たに示された

 山室氏は「自分たちの強み、弱い部分、価値、目指すべきところなどを社員と議論し、ブランディングを図っていく」とし、新たな顧客を獲得するために「お客さまからのさまざまなニーズに敏感に気付くようになりたい」と強調する。そのためには、旅程の検討から座席の予約、空港でのチェックイン、搭乗、機内販売、降機後、家で旅行を振り返るといったいくつもの局面において、顧客と接点を持つことが重要だという。

 また、こうした取り組みの例として、4月から発行を始めた機内誌「VANILLA PRESS」の存在や、機内食メニューの追加などを挙げた。

バニラアイスの提供は、「バニラエアなんだからバニラアイスが食べたい」という搭乗客の冗談のような提案に真面目に取り組み、決定したもの

 説明会終了後は、新しいタグラインをまとった1号機がお披露目された。

山室氏とともにタグラインの事務局を立ち上げた商品開発部 兼 企画部 経営戦略グループ ブランド・コミュニケーション アートディレクター 山﨑彩氏(左)と商品開発部 部長 小島一哲氏(右)
新しいタグライン「Creating New Sky Experience.」がペイントされた1号機
機内食の新メニュー「バニラエア特製とろ~りクリームパン」(350円)と「バニラエア弁当“彩”吸物つき」(1000円)、機内誌「VANILLA PRESS」