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JAL、「ボーイング 737-800型機 就航10周年記念イベント」開催
2017年3月2日 10:26
- 2017年3月1日 実施
JAL(日本航空)は3月1日、羽田空港第1ターミナル(東京都大田区)において「ボーイング 737-800型機 就航10周年記念イベント」を開催した。
JALは国内線、国際線の主力小型機としてボーイング737-800型機を導入しており、初号機(登録記号:JA301J)は2006年11月14日に米国シアトルで受領。翌2007年3月から羽田~宮崎線および羽田~山口宇部線で運航を開始している。
今回のイベントは同型機がこの3月で就航10周年を迎えることを記念したもので、初就航路線と同じ羽田~宮崎間を結ぶJL689便の出発前に実施された。
羽田空港第1ターミナル10番搭乗口の前に設けられたステージには、現役パイロットである737運航乗員部 第2路線室長 川村求氏が登場。また、客室乗務員(CA)の貴志里佳氏がJALの9代目(先代)制服を、森永舞有氏が同型機を主力機として運用していたJEX(JALエクスプレス)の制服を纏い華を添えた。なお、JEXは2014年にJALと合併、解散している。
川村氏は「2007年の3月1日からJALの737-800型機が就航して今日で丸10年になります」と前置き。現在は737-800型機50機が日本全国32以上の都市に、加えて近隣アジア諸国にも就航していると紹介。
また、JL689便の目的地である宮崎には航空大学校在籍時に住んでおり「思い入れがある」と述べるとともに、「自然、グルメ、人とよい思い出があり、大好きな都市」だとコメント。これから宮崎へと旅立つ搭乗客に「皆さま一人一人の思いをJALは大切に、丁寧に、目的地にこれからも運び続けます」と、10年間の感謝とともに安全運航への決意を述べた。
この日、宮崎便の乗客となった73名(うち幼児1名)には、スタッフから記念品が手渡された。
イベント後、取材陣から感想を尋ねられた川村氏は、ボーイング 737-800型機について「安定感が抜群で一番好き」な機体だとコメント。同型機のライセンスはボーイング 747型機、マクドネル・ダグラス MD-11型機、ボーイング 767型機に続く4機種目。10年目となる今では飛行時間が7000時間を超え、「一番長く携わった機体になった」と振り返った。
2012年にJEXに入社した森永氏は、久しぶりの制服着用で「737-800型機で飛んだ思い出がよみがえった」と感慨深げ。一方、貴志氏は宮崎へのフライトはよく担当するものの、実は「737-800型機には乗務していない」とか。