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高速道路各社、2016年のお盆期間の渋滞状況などを速報

ピークは下りが8月11日、上りが14日

2016年8月17日 発表

高速道路の交通量と渋滞回数

 国土交通省、NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)は8月17日、お盆期間(8月6日~8月16日)における高速道路および国道の交通状況の速報値を発表した。

 高速道路については「11日が祝日になったことから帰省ピークが集中し、11日~14日の下り線交通量が約2割増加」「10km以上の渋滞回数は472回で、昨年と比べ39回増加」と、「お盆期間のピークは下り線が8月11日、上り線が8月14日」、「昨年に比べ、期間後半に交通が集中し、渋滞回数が増加」などの要点が示された。

 高速道路の主な区間の交通量は1日平均の交通量が2015年は4万6800台と変化なく2016年も同じ4万6800台となったが、最大日の交通量は2015年の5万5700台から2016年は5万7700台へと増加した。10km以上の渋滞は2015年の433回から2016年は472回へ増加、30km以上の渋滞は2015年の30回から45回へと増加した。

 特に長い渋滞箇所として、交通集中と事故を原因として、8月14日17時55分頃に東名高速道路 上り線 大和トンネル付近の57.0km、8月13日12時25分頃に九州自動車道 上り線 金剛山トンネル付近の52.5km、8月11日11時5分頃に東北自動車道 下り線 矢板北PA(パーキングエリア)付近の50.4km。また、交通集中だけが原因では8月16日17時35分頃 東北道 上り 上河内SA(サービスエリア)付近で52.4kmの渋滞が発生した。

 また、新東名高速道路の豊田東JCT(ジャンクション)~浜松いなさJCTの開通による影響は、東名高速道道路の交通が東名54%、新東名46%と分散、両道合計の交通量は2015年の同時期よりも17%増加したにもかかわらず、10km以上の渋滞は2015年の22回から2016年は2回と9割減。その内訳は東名が1回、新東名が1回となった。

新東名開通後の渋滞回数

 圏央道については2015年10月31日に開通した桶川加納IC(インターチェンジ)~白岡菖蒲ICの1日の交通量は平均4万4800台。圏央道よりも内側の交通量が減少したのは関越自動車道だけだったが、東名高速から東北道までつながったことで、圏央道の交通量は増加した。

圏央道の交通量の前年対比

 全国の国道については、全国の国道の主な地点31地点と、観光地周辺の国道の主な地点30地点の断面交通量を測定、お盆期間中の1日平均交通量は全国の国道の主な地点、観光地周辺の国道の主な地点とも前年比100%で横ばい。最大日交通量では全国の国道の主な地点が前年比99%とわずかに減少、観光地周辺の国道の主な地点は前年比102%と増加した。

 なお、高速道路各社では、それぞれの地区別の交通状況を発表した。