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京都駅の「京都拉麺小路」がリニューアルして7月11日オープン
関西初出店のラーメン店を加えてラーメン店9店、スイーツ1店
2016年7月11日 19:26
- 2016年7月11日 リニューアルオープン
京都駅ビルサービスは7月11日、京都駅ビル10階大階段・百貨店南側にある「京都拉麺小路」をリニューアル。11時の開店を前に記念式典を実施した。
京都拉麺小路は平成15年11月にオープン。2017年に京都駅ビルが開業20周年を迎えるのを前に6月1日から全館を休業。店舗レイアウトの変更など大幅な改良工事を行っていた。
リニューアル後は「坂内食堂」「大勝軒」「麺屋いろは」「ますたに」「あらうま堂」「ラーメン東大」「博多 一幸舎」の既存店舗に加え、新たに関西初出店となる新潟「東横」と札幌「白樺山荘」を新規オープン。テイクアウト専門だったスイーツ店「茶筅」は、イートインスペースを加え「焼き釜スイーツ 茶筅」として生まれ変わり、ラーメン店9店舗、スイーツ店1店舗の10店舗構成となる。
また、リニューアルオープンイベントとして、期間中は記念グッズのプレゼント(7月11日~13日、各店舗先着50名)をはじめ、ジャンボガラポン抽選会(7月14日、15日)、ポイントカードのスタンプが2ポイントとなるWポイントキャンペーン(7月11日~18日)を実施する。
記念式典には京都駅ビルサービス 代表取締役 福山隆夫氏をはじめ、JR西日本(西日本旅客鉄道)からは執行役員 近畿統括本部 京都支社長 岩崎悟志氏、創造本部 拠点開発部長 金田和久氏、近畿統括本部 次長 森正伸氏、京都駅長 山本和良氏、そして、ジェイアール西日本伊勢丹 代表取締役常務取締役 宮田亘氏、京都駅観光デパート 代表取締役社長 押川正大氏、さらに新店舗および既存店舗の代表らが列席した。
式典ではまず、主催者を代表して京都駅ビルサービスの福山氏が登壇。京都拉麺小路は平成15年11月のオープン以来、京都駅ビルにラーメンの本当の美味しい名所が誕生したということで人気を博し、また、インバウンドのお客様にも人気があり活況を増していると現状を説明。
その反面、開業から13年あまりが経ち空調設備がやや老朽化しており、大々的な設備更新が必要になったとリニューアルに至った経緯を説明。同時に店舗レイアウトや内装の見直し、バックヤードの工夫といったハードウェア面の強化に加え、実力派の新店舗を迎えることで価値向上を目指したとした。これにより「従前とは雰囲気が変わった。オペレーションにおいてもより質が向上できるようなリニューアルができたと自負している」とした。
新店舗については「それぞれの地域に根を生やし、実力を持っておられる店舗に入っていただきたい」との想いから新潟の東横、札幌の白樺山荘を迎えたと説明。ともに地元で複数の店舗を展開しており、物産展やラーメンショーなどにも出店している実力派で「京都においてもお客様のニーズにしっかり応えていただける」と紹介した。
最後に「京都の駅ビルは(京都観光の)ゲートウェイであり、お客様に時間を楽しんでいただく設備」であり、今回のリニューアルにより「京都拉麺小路はその活性化に寄与できる」と締めくくった。
続いてJR西日本 京都支社長の岩崎氏が登壇。岩崎氏は「利用者の立場から」と断ってから、毎週のように拉麺小路を利用しており、新年最初の食事もこの場でというほどのラーメン好きだとカミングアウト。「京都ではお正月に空いているお店が少ない中、こちらは新年最初から多くのお客さまでにぎわっている」という状況を目の当たりにし、改めて「拉麺小路が支持されている」と感じたと説明。
工事期間中は「近所の姉妹店や新大阪駅の系列店へ出かけて凌いでいた」が、「チャーハンがないなどメニューが若干違う」ことに気付いた、と本当に通い詰めていないとわからない違いも披露した。
一方、岩崎氏はJR西日本の執行役員の立場でもコメント。京都駅の乗降人員が昨年初めて40万人を超えたと前置きし、JRが発足した当初の20万人ほどから30年近くで倍になった。この背景には「お客さまが単に増えているだけでなく質が多様化」していることもあり、海外からのインバウンドの増加も大きいと説明。こうした観光客は日本食にも興味があり、今や日本の食文化でもあるラーメンも人気。
「全国各地からその地を代表するラーメン店が一堂に会して、日本の玄関口ともいえる京都にご用意できているのは、JR西日本グループとしても誇りに思う素晴らしい事業だと思っている」と述べた。