トピック

ハワイで唯一のスカイオーシャンビューチャペル、ワタベウェディング「ラニレア チャペル」を体験

専用フォトラウンジやパーティルームも完備

プリンス ワイキキ最上階に作られた天空のチャペル「ラニレア チャペル」

 海外や国内に多数のリゾートウェディング向けチャペルを持つワタベウェディングが、ハワイ・オアフ島の「Prince Waikiki(プリンス ワイキキ)」内に「Lani Le'a Chapel(ラニレア チャペル)」を5月1日にオープンした。この新チャペルでプレス向けに行なわれた、お披露目と模擬挙式の様子を中心に紹介する。

 プリンス ワイキキは、ワイキキビーチやアラモアナビーチパークに近く、ツインタワーで全室オーシャンフロントのホテル。ラニレア チャペルのオープンに先駆けて2017年4月1日に、全客室563室、ロビー、レストラン、プールエリアなどがリニューアルしている。西武ホールディングスの連結子会社であるプリンスリゾーツハワイインクが運営する、日本人も安心して使えるホテルになっている。

全室オーシャンフロントのツインタワーホテル「プリンス ワイキキ」
プリンス ワイキキ

天空にあるスカイオーシャンビューチャペル「ラニレア チャペル」

 ラニレア チャペルは、プリンス ワイキキのツインタワーの1つ「アラモアナタワー」の最上階となる33階、地上107mにあたる見晴らしのよい位置に設けられている。ハワイで唯一のスカイオーシャンビューチャペルだ。祭壇を頂点にオーシャンビューで設けられた窓はパノラマ状に広くとられ、眼下にヨットハーバーが広がり、遠くにはアラモアナビーチパークやダウンタウンの街並みまで望める。自然光たっぷりでリゾート感抜群の眺望となっていた。

「ラニレア」のネーミングは、ハワイ語で「喜びの空」を意味する、まさに天空のチャペル。お披露目日は残念ながらやや雲が多かったが高い場所から眺める迫力は十分感じられた。晴れていれば、今回撮影した写真よりさらに空と海の青さが強い絶景を期待できる。

 白を基調に床は木材が使われるなど、くつろいで過ごせるチャペルは、収容人数28名。ボックスタイプのゆったりとしたソファーが祭壇を挟むように向かい合っていて、アットホームな作り。白い大理石のバージンロードは8mある。祭壇のアルターフラワーや席のピューフラワーの装飾は、クリアな台に配置され、浮遊感を感じさせる。シャンデリアは一部スワロフスキー製のクリスタルが使われている。

ラニレア チャペルは、プリンス ワイキキのアラモアナタワー最上階の33階にある
チャペルへと続く廊下
ドアの先にラニレア チャペルがある
ラニレア チャペル正面には、広い窓のスカイオーシャンビューが一面に広がる
白と木の床の落ち着いた室内。ソファーが向かい合わせにゆったりと置かれている
窓にはハワイのオーシャンビューが広がる
バージンロード脇のピューフラワーは、クリアな台で浮かせて配置されている
バージンロードは白い大理石の両脇にタイルのライン
祭壇まわりはシンプル。祭壇に置かれるアルターフラワーも浮かせている
祭壇の十字架
シャンデリアには、一部スワロフスキー製のクリスタルが使われている
白いグランドピアノも置かれている
模擬挙式。コンパクトなチャペルのため、ゲストとも近く臨場感がある
生花を使ったフラワーシャワーはオプションになるが、ほとんどのカップルが選ぶとのこと
生花のフラワーシャワー
証明書への署名と、牧師との記念撮影も行なう

専用のラウンジやパーティ会場も完備

 チャペルに隣接した同一階には、式が始まるまで歓談できる「ウェルカムラウンジ」と式の終わった後に撮影のできる「ピクチャーラウンジ」が用意されている。どちらもオーシャンビューの大きな窓があり、ゲストと会話を楽しみながらくつろいだり、用意されたさまざまなシーンを選んで写真撮影で記録に残したりできる。

 ピクチャーラウンジには、木のオブジェやピクチャーウォール、壁面に描かれたグラフィック、バーカウンターなどのシーンと小物が用意されている。このようなスペースがチャペルに併設されているのは珍しい。ゲストと楽しみながら、アットホームなウェディングを演出できるだろう。

 また、5階に用意されたオープンエリア(プール)での撮影も可能。ここにはプールの海側のエッジが風景と溶け込むインフィニティプールがある。ヨットハーバーをバックに解放感抜群のショットを残すことができる。

式が始まるまでくつろいで過ごせる「ウェルカムラウンジ」
ソファー横の窓からは海が望める
ウェルカムラウンジで新郎新婦もゲストとのひとときを
式のあとに写真撮影を楽しむ「ピクチャーラウンジ」も同一階に用意
ピクチャーラウンジには、撮影用のバーカウンターもある
木陰で休憩中のカット。ブランコを使ってもいいだろう
撮影に使える小物もたくさん用意されている
プリンス ワイキキの5階にあるオープンエリア
インフィニティプールでの撮影。海の見えるリゾート感あるカットが期待できる
インフィニティプールの作り
プールに隣接してオープンなラウンジスペースが多い

 プールのある階と同じホテルの5階には、「LEA(レア)」と「LINO(リノ)」と名付けられた専用のパーティスペースが2室用意されている。いわゆる披露宴を行なう場所になるが、収容人数はそれぞれ20名と16名と、チャペルに合わせてコンパクトな作り。ケーキや食事はプリンス ワイキキのシェフが腕を振るう。

20名収容のパーティー会場「レア」
新郎新婦席後ろの壁が装飾されている
レアにセッティングされていた白を基調とした華やかな装花
16名収容のパーティー会場「リノ」
窓からヨットハーバーを臨む設計
新郎新婦は海をバックにしたカップル席
リノにセッティングされていたグリーンが入った南国を感じる装花
リノには一部、溶岩石をイメージした壁がある
ウェディングケーキ
ケーキカットとともにシャンパンも開ける
ファーストバイト
テーブルセッティングの例。お箸が用意されている気配りも
乾杯はシャンパンで
ドリンクはお好みでチョイス。地元のコナビール ロングボード アイランドラガー
コナ産若アワビの前菜。ポン酢の入ったプールブランとブラックソルトとあわせて頂く
ソテーされたアワビにトビッコやオゴ、ラディッシュなどをあわせている。日本人の口に合うお酒のすすむ味付け
アボカドの冷製スープ
ロブスターのリゾット。パルミジャーノ・レッジャーノとブラックガーリックの味付け
コナ産高級肉フィレミニヨンと炙ったフォアグラ。ビーツやマッシュポテト、オニオンなどの付け合わせ
デザートは濃厚なチョコレートケーキとバニラアイス。ケーキカットした際のケーキも添えられる

ウェディングを意識したオーシャンフロントの客室

 プリンス ワイキキの客室は、全室オーシャンフロントなことが特徴。リニューアルにより、床から天井まで全自動で開くブラインドが装備され、よりオーシャンフロントを強く感じられるようになった。窓は上部を開けて風を感じることもできる。新郎新婦向けの部屋は、ブーケ用の花瓶やドレスを掛けるハンガーを用意するなど、ウェディングを意識した作りになっている。

 また、5階のインフィニティプール横にはクラブラウンジもあり、クラブフロアに宿泊すれば6時~21時まで自由に入室でき、軽食など時間にあわせた料理やドリンクが用意される。2種類のビールと赤と白のワインも飲める。

「オーシャン フロント」キングベッドが1台の1ベッドルーム
「オーシャン フロント」クイーンベッドが2台の2ベッドルーム
ウェディングで使うブーケ用の花瓶が用意されている
ドレスをかけるハンガーも用意
5階のプール横にあるクラブラウンジエントランス。通常時はドアは閉じている
外にも繋がる開放感あるオーシャンビューのラウンジ
フードとドリンクが提供されるコーナー
昼過ぎの午後時間帯だったので、軽食が提供されていた。時間帯によって異なる

多彩なオアフ島のウェディングプラン

 ここまで紹介したプリンス ワイキキのラニレア チャペル以外にも、ワタベウェディングのハワイ オアフ島のウェディングでは、好みや規模に応じてさまざまなプランを選択できる。リニューアルしたチャペルや新たなバンケットルームを含め、そのいくつかを体験できたので、併せて紹介しておこう。

「ロイヤル ハワイアン ウェディング」

 ワイキキにある伝統あるピンクのホテル「ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート(以下、ロイヤル ハワイアン)」でのウェディングプラン。今回、「スウィートモードスタイル ヘルモア ガーデン」というガーデンウェディングのイメージを見せてもらえた。閑静なホテル中庭で行なう30名収容のセッティング。パームツリーの木漏れ日で涼しげななか、フラワーを中心に円形に囲む。

 ほかにも、オーシャンフロントの芝の上で行なう70名対応の「スウィートオーシャンスタイル オーシャン ローン」も用意される。

ロイヤル ハワイアンの中庭でおこなう「スウィートモードスタイル ヘルモア ガーデン」のセッティング
花で飾られフォトジェニック
歴史を感じるロイヤル ハワイアンのロビー周辺
ビーチへと通じる廊下も趣がある
ロイヤル ハワイアンのビーチ側外観
ワイキキビーチへと向かった眺め。この芝生の上で「スウィートオーシャンスタイル オーシャン ローン」がセッティングされる

「ハウテラス・ウエディング・アット・ハレクラニ」

 ラグジュアリーホテル「ハレクラニ」内の施設「ハウテラス」で行なうプラン。正面にホワイトローズのフラワーウォール、バージンロードもフラワーペタルと花に埋め尽くされ、側面の窓のほとんどが大きく開き、風を感じ開放感ある空間になっている。横のラナイと呼ぶテラスからはビーチも見渡せ、フラワーシャワーやケーキカットも可能。パーティはそのままハウテラスで行なうことも、ハレクラニ内のオーシャンビューで有名なレストラン「オーキッズ」や「ラ メール」で行なうこともできる。

ホテル「ハレクラニ」内の施設「ハウテラス」に施されたセッティング
ホワイトローズのフラワーウォール
テラスからはビーチがよく見える

「コオリナ・チャペル アクア・マリーナ」

 ワイキキからクルマで約50分と少し離れた、ヨットハーバーのある高級リゾート地のコオリナ地区にある360度ガラス張りの明るいチャペル。波をかき分け進むヨットをイメージしたデザインになっていて、2月にニューオープンしている。隣接するコオリナビーチやリビングガーデン、リムジンなどで写真撮影ができる。

コオリナ・チャペル アクア・マリーナ内部
祭壇奥の前方には水が流れており、写真映えする
コオリナ・チャペル アクア・マリーナ外観。ヨットをイメージしたデザイン
チャペルの前には美しいコオリナビーチが広がっている
隣接するリビングガーデンにはフォトウォールも用意される
ワイキキからリムジンでチャペルに到着した際には撮影もある

4つのパーティ会場を持つ「ザ・バンケット ハーバーコート」

 ザ・バンケット ハーバーコートは、「ハーバーコート」というコンドミニアムの3階に4月からオープンしたパーティ会場。4つのパーティ会場は、それぞれプライベートな個室となっており、3つのブライズルームも備える。ホノルルで人気のレストラン「MW Restaurant」が監修する、オリジナルコース料理とウェディングケーキが提供される。

「ハーバーコート」のエントランス前の階段もフォトスポット
ザ・バンケット ハーバーコートのロビー
パーティ会場は4部屋ある。どれも大きなリングを模したシャンデリアのあるラグジュアリーな部屋
ホノルルのレストラン「MW Restaurant」が料理を監修する
オリジナルウェディングケーキは3種類から選べる。これはココナッツスノーケーキ

ビーチが絵になるレストラン「ミッシェルズ・アット・ザ・コロニー・サーフ」

 1962年創業のワイキキのカイマナビーチに面したフレンチレストラン。大きく開いたビーチサイドの窓から、ロマンティックなサンセットを満喫できる。料理の仕上げをテーブルサイドでするパフォーマンスやギターの生演奏もあり、特別な時間を演出してくれる。来店には予約が必要。ワタベウェディングが3月7日に運営権を取得しオープンさせていて、今後特別な日を祝福する記念日サービスを充実させていくとしている。

ミッシェルズ・アット・ザ・コロニー・サーフの窓辺でのサンセット
40年前から変わらない伝統のロブスタースープ
メインは、通常メニューにはないシェフの本日のお勧め。肉はフィレミニヨン。ワイルドマッシュルームソース。パイナップル、赤キャベツ、インゲン
魚はマヒマヒのグリル。ペスト風味のホワイトワインソース。トロピカルフルーツ、レリッシュ、ガーリックマッシュポテト
料理の仕上げを目の前で楽しませてくれる
ギターの生演奏が心地よく、サンセットの雰囲気を盛り上げてくれる

「ダウンタウンフォトツアー」

 ダウンタウンには古きよきハワイを感じる建物が多く残されている。1922年建造の「ハワイシアター」もその1つ。このダウンタウンのフォトスポットを巡るオプションも提供される。ダウンタウンはラニレア チャペルやザ・バンケット ハーバーコートからも近いので、オフショットの撮影に選んでみると記念になりそうだ。

ダウンタウンにあるハワイシアターエントランスでの撮影
ハワイシアターを貸し切って撮影するツアーでは、電光掲示板に日付と名前が表示される
パブの赤レンガも定番フォトスポット
ダウンタウンにあるバーの店先で

提供:ワタベウェディング株式会社

村上俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、Web媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。