旅レポ
少人数でアットホームなリゾ婚に適した「ワタベウェディング ルース・デ・アモール チャペル」
コンセプトは「グアムの海と空を一番近くに感じられるチャペル」
(2015/12/24 00:00)
海外や国内に多数のリゾートウェディング用チャペルを持つワタベウェディングの最も新しいチャペルが、グアム タモン湾に11月19日オープンした「ルース・デ・アモール チャペル」になる。
ルース・デ・アモール チャペルは「グアムの海と空を一番近くに感じられるチャペル」をコンセプトに建てられ、スペイン語で「ルース」は“光”、「アモール」は“愛”を意味し、「光が降り注ぐステージ(空間)で永遠の愛を誓って欲しいという想いと、おふたりと新たな家族の未来が光り溢れるものになりますようという想いが込められている」という。
この新チャペルのお披露目&模擬結婚式の模様をここにお届けする。
少人数リゾートウェディングに適した「ルース・デ・アモール チャペル」
新たにオープンしたワタベウェディングの「ルース・デ・アモール チャペル」は、ワタベウェディングにとってグアムで3番目のチャペルとなる。ワタベウェディングではグアムのタモン湾沿いに最大30人の結婚式に対応する「ブルーアステール」、最大60人の結婚式に対応する「セント・プロバス・ホーリー・チャペル」を用意しているが、新たに建てられた「ルース・デ・アモール チャペル」は最大24人の結婚式を想定したものとなり、最もコンパクトなチャペルとしてオープンした。
冒頭に紹介したコンセプトどおり、チャペルのデザインはガラスを大胆に使うことで、グアムの明るい光とタモン湾の水の青さが印象的なものとなっている。とくにバージンロードは、長さ8mのブルーのガラスが敷き詰められており、海の上を歩いているような感覚で祭壇へと向かうことになる。
ゲストのイスも、カーブした柔らかい印象のもので、どの位置からでも祭壇の2人を見やすいように工夫されている。座り心地もふんわりしたもの、高齢のゲストを呼ぶ際にも安心できるイスとなっていた。
愛を誓う儀式は様々なものがあるが、ルース・デ・アモール チャペルでは「水合わせの儀」を用意。お互いの水を1つのグラスに注ぐことで、2つの家族が1つの家族になることをゲストの前で誓うことになる。
このルース・デ・アモール チャペルは、ワタベウェディングの邸宅風バンケット「テ・キエロ」の2階に位置しているため、祭壇から見えるグアムのタモン湾は浮遊感に溢れた景色として広がる。海に浮かぶ祭壇といったイメージで愛を誓うことになるわけだ。
模擬結婚式
ルース・デ・アモール チャペルで模擬結婚式が行なわれた。このルース・デ・アモール チャペルは、ガラスと木で構成されているチャペルのためか、音の響きがよいのも特徴の1つ。ガラスの反響のよさと、木の温かさが同居した不思議な雰囲気のチャペルで、賛美歌など独特の心地よさが印象的だった。
ルース・デ・アモール チャペルには、オープンエアのプライベートガーデン「Family Tree Garden」もあり、式の後のフォトスポットなどに利用できる。今回の模擬結婚式においては、ケーキの入刀などのイベントを行なう場となっていた。
結婚式の後は披露宴となるのだが、披露宴会場となる邸宅風バンケット「テ・キエロ」はチャペルの1階にある。チャペルで式を終え、ステンドグラスに彩られた階段を下りると、3つのパーティルームを擁するテ・キエロがあるのだ。今回は3つの部屋の中から広めの部屋で、2016年1月から提供するというメニューがお披露目された。
グアムで大人気のチャペル「ブルーアステール」
ワタベウェディングの持つグアムのチャペル「ブルーアステール」「セント・プロバス・ホーリー・チャペル」も見学する時間があったので、簡単に紹介していく。
ブルーアステールは、グアムで大人気というチャペル。収容人員は30名で、バージンロードは12m。写真を見てもらえれば分かるが、一段一段空へと上っていくようなバージンロードとなっており、トライアングルをベースに全面ガラス張りのチャペルとなっている。
地元の人の利用も多い大規模チャペル「セント・プロバス・ホーリー・チャペル」
ワタベウェディングがグアムに持つ最大のチャペルが「セント・プロバス・ホーリー・チャペル」。最大収容人数は60名で、これまで紹介したチャペルの中ではタモン湾の最も西側の高台に位置し、ヒルトングアムリゾート&スパ内の敷地に建っている。
セント・プロバスの名前から分かるように、聖人「プロバス」の名を受けた祝福の空間で、クリスタル感を持つ前の2つのチャペルとは異なり、重厚な力強さを感じるものとなっている。
最大60名入るチャペルのため、バージンロードは最も長い13m。ガラス張りのバージンロードには1万本のバラが埋め込まれ、バージンロードのスタート地点から祭壇へ向かって徐々に花びらが開いている。チャペルの入口の扉は卵形で、生まれてから育っていき、そして結婚へという時の流れを表現している。
これまでのチャペルは、チャペルを2階に配置することで浮遊感を出していたが、セント・プロバス・ホーリー・チャペルは高台にあるため、広々とした海の景色が広がる。海の色も見下ろす角度のためか濃い青となり、特別な空間の演出に一役かっている。リゾート地のグアムでありながら、ヨーロッパのような重厚感のある空間設計で、リゾートウェディングとしての需要もあるが地元のウェディングの利用も多いとのことだ。
セント・プロバス・ホーリー・チャペルはヒルトングアムリゾート&スパ内にあるため、宿泊施設からの移動も容易。挙式後は、ヒルトングアムリゾート&スパ内の高級レストラン「ロイズ」でのパーティが可能だ。
海外リゾートウェディングというと、やはりハワイが一番人気とのことだが、グアムのよさは日本から航空機で3時間30分程度という近さにある。また、羽田空港、成田空港、新千歳空港、仙台空港、セントレア(中部空港)、関西空港、福岡空港と、全国の主要空港から直行便が飛んでおり、利便性も高い。日本から南へ飛ぶため時差も+1時間と小さく、体の負担も小さいことから高齢のゲストを呼ぶ際の不安も少ないだろう。
最大24名規模のカワイイチャペル「ルース・デ・アモール チャペル」が加わることでより選択肢の広くなったグアムのリゾートウェディング。リゾートウェディングの候補地として検討してみていただきたい。