ニュース

ANAセールスとワタベウェディング、共同で特別イベント「バウ・リニューアルのすすめ」開催

気楽なスタイルで再び愛を誓い合うセレモニー

2016年9月29日 開催

 ANAセールスとワタベウェディングは9月29日、東京の「ANAセールス ワンダーラウンジ」において、セミナーイベント「バウ・リニューアルのすすめ」を共同開催した。

 近年、注目を集めつつある「バウ・リニューアル」という言葉。直訳すると“改めて誓う”という意味になるが、これは長年連れ添ってきた夫婦やカップルが、改めて愛や絆を誓い合う儀式のこと。欧米では広く一般的に行なわれているそうで、日本ではここ数年徐々に注目を集めつつある。このバウ・リニューアルについて理解を深めるとともに、バウ・リニューアルに最適な観光地を紹介するイベントとして開催されたのが、「バウ・リニューアルのすすめ」だ。

 イベントを開催したのは、ANA(全日本空輸)傘下で国内旅行や海外旅行のツアー商品などを企画、販売している「ANAセールス」と、国内や海外のリゾートウェディングを得意としている「ワタベウェディング」。当日は10数名の夫婦やカップルなどが参加した。

 イベントでは、まずはじめにワタベウェディングの加茂遥子さんと木澤瑛さんにより、バウ・リニューアルについて詳しく説明された。

「バウ・リニューアルのすすめ」の会場となった「ANAセールス ワンダーラウンジ」
10数名の夫婦やカップルが参加して開催された
ANAのモデルプレーンを利用した、バウ・リニューアルをイメージした装飾も用意
バウ・リニューアルを説明する、ワタベウェディングの加茂遥子さん(左)と木澤瑛さん(右)

 冒頭でも紹介したように、バウ・リニューアルは、長年連れ添ってきた夫婦やカップルが、改めて愛や絆を誓うセレモニーで、イベントでは「普段は恥ずかしくて言えない感謝の気持ちを伝え、人と人との想いを結び付ける大切なセレモニー」と紹介された。セレモニー自体は結婚式に近く、チャペルなどで夫婦やカップルが愛を誓い合うことになる。ただ、結婚式では「Yes, I do.(誓います)」と誓いの言葉を述べるのに対して、バウ・リニューアルでは、再び愛を誓い直すという意味を込めて「Yes, again.」という言葉で宣誓を行なうという。

 そして、ワタベウェディングがプロデュースするバウ・リニューアルでは、指輪ではなくお互いにレイを交換してかけあったり、これまでの感謝の気持ちを伝え合ったり、バウ・リニューアルの記念証明書にサインを行なうといった様式のセレモニーとなっている。

 セレモニーを行なう時期は特に決まっているわけではなく、カップルが自由に決められる。イベントでは、結婚30周年を記念してバウ・リニューアルを行なった夫婦の様子がビデオで流されたが、結婚して5年や10年というように、カップルにとってかけがえのない節目に行なうことが多いとのこと。また、さまざまな事情で結婚式を挙げられなかった夫婦が、改めて結婚式を挙げるのではなく、バウ・リニューアルを行なうこともあるそうだ。

 衣装も、肩肘のはらない軽装や普段着で行なえる。例えば、沖縄やハワイでのバウ・リニューアルでは、アロハシャツやムームーを着て行なうことも多く、温かい雰囲気のなかでセレモニーが進むという。結婚式と同じように、タキシードやドレスといったフォーマルな衣装を着るカップルもいるそうだが、普段着や軽装なら、かなり気楽に取り組めるだろう。そして、子供のいる夫婦では、子供も参加してバウ・リニューアルを行なうこともある。

 さらに、リゾートへの旅行と合わせて行なえる点も魅力と紹介された。実際に、ワタベウェディングでバウ・リニューアルを計画した夫婦やカップルには、ハワイや沖縄などへの旅行と合わせて行なう人も多いそうだ。とにかく、決まった形式がなく自由に行なえる、気楽なセレモニーとなっているのがバウ・リニューアルの魅力と紹介された。

イベントでは、結婚30年を記念してバウ・リニューアルを行なった夫婦のビデオが流された
バウ・リニューアルでは、誓いの言葉を述べたあとに、レイの交換を行なう
ワタベウェディングがプロデュースするバウ・リニューアルでは、記念証明書へのサインが行なわれる
ワタベウェディングでは、バウ・リニューアルの会場として、ハワイ、グアム、沖縄などのリゾートホテルを提案している
バウ・リニューアルの会場は、結婚式と同じようにチャペルを使うだけでなく、公園やビーチなど、好きな場所で行なえるという
今回の会場に展示されていた衣装の例。このような、フォーマルなタキシードやドレスを着て行なうことも可能
沖縄やハワイでは、こういったアロハやムームーといった軽装で行なう例も多いそうで、気軽に行なえるセレモニーとのこと

 ワタベウェディングがバウ・リニューアルを扱うようになったのは、結婚式を行なうカップルが、結婚式で両親にサプライズプレゼントするためのオプションとして提供を始めたのが最初だという。その後、雑誌などで取り上げられたことで、バウ・リニューアルをやってみたいという問い合わせが多くなってきたため、バウ・リニューアル単独でプロデュースするようになったという。

 現在では、長年連れ添ってきた夫婦からの申し込みだけでなく、兄弟姉妹や子供からのプレゼントとして、旅行をセットにして申し込まれる例も多いそうだ。ワタベウェディングがプロデュースしているバウ・リニューアルのプランでは、ハワイやグアム、沖縄のリゾートホテルを提案しており、それらと旅行を組み合わせたプランをお勧めしているとのこと。詳しい内容は、ワタベウェディングのWebサイトに用意されている、バウ・リニューアル申込ページでチェック可能だ。

ワタベウェディングのバウ・リニューアルプランは、ホームページから申し込み可能

 今回のイベントでは、このほかにもいくつかのアクティビティが用意されていた。その一つが、VRヘッドセットを利用したハワイのチャペルやハワイでのアクティビティの見学体験。VRヘッドセットを頭に装着し、360度全天周映像でチャペルやアクティビティの様子を体験できるというもの。実際に体験した参加者は、あたかもその場にいるかのような臨場感に声を上げる人も多く、熱心に楽しむ姿が見られた。

 なお、このVRヘッドセットを利用したチャペルやアクティビティの全天周映像は、今回のイベントのために用意されたものではなく、ワタベウェディング全店舗で体験可能とのことだ。

 また、ANAのホノルル線機内で提供されている「思い出マグカップ」の絵付け体験も行なわれた。これは、白いマグカップに絵付け用のペンで自由に絵や文字を書いて自分だけのマグカップを作るというもので、参加者は思い思いに絵や文字を書き込んで楽しんでいた。

 そのほか、ANA国際線ビジネスクラス機内で提供されているシャンパンやソフトドリンクなどもイベント中に提供された。

 最後に、ANAセールスが販売している「ANAスカイホリデー」「ANAハローツアー」「ANAワンダーアース」などのパッケージ旅行商品などが紹介され、イベントは終了となった。

VRヘッドセットを利用し、ハワイのチャペルやアクティビティの全天周映像を体験できた
ハワイ・ワイキキの「ジ・アカラ チャペル」の映像を楽しめた
参加者全員が全天周映像を楽しみ、のめり込んでいた。なお、このVR映像はワタベウェディング全店舗でも体験できる
ANAのホノルル線機内で提供されている「思い出マグカップ」体験
専用のペンで白いマグカップに自由に絵や文字を描き込む
思い思いに絵や文字を描き込んで楽しむ姿が見られた
イベントでは、シャンパンやソフトドリンクスナックなども提供
提供されたシャンパンは、ANA国際線ビジネスクラスで提供されているものだ
ANAセールスが販売しているパッケージツアー商品も紹介された